屋根の塗り替え時期は10年に1度、外壁と一緒に塗るのが得!

屋根の塗装時期について、だいたいどれくらいで行うものなのか、相談をもらうことが多いです。一般の人は「いつ」屋根の塗り替えを行っていいのかわからないと思います。

ですから私は「外壁の塗装と一緒に屋根も10年に一度行うのがベスト」と伝えています。それには経済的な根拠があります。それは足場代のことです。塗装工事の20%は実は、足場工事代金なんです。だから、もし、外壁と屋根の工事を別々にやると、足場代が2倍になるのです。

だけど1度の工事でやると、足場代も1回だけで済みます。

塗り替えの具体的な時期や、塗り替えが必要な屋根の状態、塗料の種類を調べている人のために、外壁や屋根塗装の親方を30年やっている私が塗り替えの時期について解説いたします。

屋根の塗装を塗り替える必要性は?

屋根の塗装の必要性ですが、綺麗にするためだけではありません。太陽の紫外線はものすごく強力ですから、相当なダメージを受けます。屋根は普段意識しませんが家を紫外線からまもっているのです。さらに、風雨にさらされる屋根は見た目以上に傷んでいます。

そして屋根が傷んでいるのを、放っておくとやがて雨漏りが発生します。雨漏りって現代もあるの?って思うかもしれないけど、雨漏りの問い合わせは非常に多いんです!

雨漏りになると最悪、屋根の葺き替えの可能性もあるから、だから屋根は定期的に塗り替えないといけません。その他にも、屋根の塗り替えには、以下のポイントがあるんだよ。

①遮熱性・断熱性の強化

塗料は色だけが特徴ではありません、性能というものがあるのです。例えば遮熱塗料や断熱塗料を使えば、夏は部屋の温度を押さえる効果があります。

遮熱は熱を反射させるのに対して、断熱は、熱を塗料でおさえてしまい、下まで熱を移動させない効果があります。

②サビに強くなる

金属のトタン屋根とかは、錆びないように塗装します。塗装には錆びを防止する機能もあるのです。

③防水性を高める

防水性が高めれば雨漏りを防ぐことになります。ただ屋根というのは非常にデリケートな工事で、塗装した結果、雨漏りが発生する?という事もよく起きるのです。一般の方がDIYで塗装すると、水の流れが変わって雨漏りの原因になるのです。

④カビや苔対策

スレート屋根は苔が生えることがありますので、塗装することでカビや苔の対策を行います。

屋根の塗り替えの時期(サイン)

屋根の塗り替えは時期はざっくり言うと10年ですが、屋根をよーくみると、塗り替えのサインがでている場合があります。今から紹介する塗り替えのサインが出ていたら、塗り替えを検討しましょう。

それでは塗り替えの時期(サイン)の例を紹介いたします。

屋根の塗り替えの3つの時期(サイン)

トタン屋根はだいたい10年から15年も塗り替えをしないと下記のような状態になります。

時期1:変色

変色や色あせがでてきます。そろそろ塗装の塗り替えを検討してもいい頃ではありますが、まだ焦る時期ではありません。

時期2:チョーキング

手で屋根を強くこすると、白い塗装が手についてしまう現象のことです。このレベルはまだ、そんなに深刻な状態ではありませんが、これ以上劣化しないように塗り替えを検討する時期です。

時期3:錆(サビ)や苔、カビ

このレベルになると、すぐに塗り替えを検討します。葺き替えが必要になる可能性も出てきていますので、まずは業者に相談しましょう。

屋根の種類ごとの劣化具合の例

塗り替える屋根も種類によって劣化の具合が異なりますので、屋根毎に塗り替えの時期を紹介いたします。

スレート屋根(コロニアル、カラーベスト)

下記のように、色あせてきます。この状態はまだ塗り直すだけで問題ありません。スレート屋根そのものはしっかりしています。

スレート屋根

スレート屋根については下記記事で取り上げているので、スレートの場合は下記記事をチェックしてください。

おすすめ記事:スレート屋根の塗装の全て|価格相場、手順、注意点、時期

トタン屋根

トタン屋根は鉄だから、錆びやすいです。錆びは厄介ですからすぐに塗りなおしを検討しましょう。

トタン屋根

トタン屋根についても下記記事で取り上げましたので、トタン屋根の人は下記記事をご覧ください。

おすすめ記事:トタン屋根の塗装の価格相場と塗装手順

セメント瓦屋根

セメント瓦にはこのように苔が発生することがあります。苔が生えてきたら劣化が進みますから、塗り替えを行います。瓦だと塗り替えをしないというふうに誤解している方も多いのですが、それは和瓦の話です。セメント瓦は塗装が必要です。

セメント瓦

セメント瓦屋根の塗装は以前の記事で取り上げましたので、こちらからご覧ください。

おすすめ記事:セメント瓦の屋根の塗装費用と手順を完全解説!

屋根の塗り替えの費用の目安

まず、塗り替えの費用ですが屋根の「塗料」と「広さ」によって、決定します。塗料はいろんな種類があるますが、現在もっとも使われているのは「シリコン塗料」という塗料です。

下記に「シリコン塗料」の価格表を用意したので、自分の家の坪数で、だいたいどれくらいの料金がかかるかみてみましょう。

内訳 100㎡の屋根(30坪) 130㎡の屋根(35坪) 150㎡の屋根(40坪)
足場 14万円 14万円 14万円
高圧洗浄 2万円 2万6千円 3万円
ケレン(下地調整) 4万円 4万円 4万円
下塗り塗料 7万円 9万1千円 10万5千円
シリコン塗料 18万円 23万4千円 27万円
破風・雨樋塗装 4万5千円 4万5千円 4万5千円
49万5千円 57万6130円 63万150円

ここで注目してほしいのは足場です。足場の設置っていのは結構費用がかかります。ですから屋根の塗り替えは、外壁の塗り替えと同じ時期にやるのが一番なんです。

そうすれば、14万円の節約になります。

屋根の塗料の種類は?

シリコン塗料を使えば機能が高く安いので、間違いはないですが、例えば「最高の塗料を使いたい」あるいは「ガイナ」という特殊塗料を使いたいという要望がある方もいると思います。

塗料について、下記にまとめてありますので一度ご覧ください。塗料の全体感が把握できます。

おすすめ記事:【完全解説】塗料の種類の選び方と注意点|外壁塗装

でも、特に考えがない方はシリコン塗料で問題ありませんよ!

春夏秋冬だと、塗り替えはどの季節や時期がいいの?

結論から言うと、塗装するのに最高の時期は日本はありません。春や秋は最適とは言えるものの、雨が多いのです。夏は暑すぎて塗膜に泡が生じることがあります。そして冬は乾燥に時間がかかります。

ですから、塗り替えを決意した時期に塗り替えるのが一番です。

屋根の葺き替え(ふきかえ)の時期は?

ちゃんとうまく塗り替えを行えば、屋根は20年から30年は持ちますが、築30年以上の場合は塗り替えではなく、葺き替えを検討しましょう。

下記のサイクルがベストパターンです。

①10年後:塗り替え

②20年後:塗り替え

③30年後:葺き替え

どの屋根に吹き替えればいいの?

かつては、日本瓦から、スレート屋根へ吹き替えるお客さんが多かったですが、今の時代は「ガルバリウム鋼板」っていう屋根への葺き替えがおすすめです。

その理由は、鉄製なのに、サビにめっぽう強く、10年はサビることがありません。そしてコストが安くて、断熱性も高いです。

 

ガンバリウム鋼板はデザインも洗練されているから、おすすめの屋根です。

塗り替えのまとめ

屋根の塗装の塗り替えの時期について、詳しく説明しました。屋根は10年に一度、外壁と一緒に塗り替えるのが一番のが長期的にコストでお得になります。

足場の値段のことだけではなく、工事の期間は1週間から10日間、雨でながびけば半月かかる事もありますからそれを2回の工事にわけるより、一度の工事にしたほうが絶対いいです。

また塗装は業者の腕によって、耐用年数も全然かわってきます。ですからしっかりした仕事をする業者に仕事を依頼しなくてはいけません。

信頼できる業者に依頼するには、一括見積りサービスを使って、複数の業者から見積もりをとるの方法が、腕のいい業者と知り合える可能性が高くなります。サービスを申し込むと、見積りサービスのオペレーターから電話がかかってきますから、屋根の塗り替えを相談しましょう。

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