「新築から15年過ぎて、外壁も汚くなってきたな~」
「外壁が汚れてきた。そろそろ塗り替えしたほうがいいよな~」
と、普段なんとなく家の壁の塗装を考えてはおりませんか?でも家の塗り替えは億劫で後回しになっている人がほとんどです。
その理由はおそらく”外壁の塗装は高そうだな~”という不安と”工事になると、職人とか家にきて面倒くさそう”という不安が大きいのではないのでしょうか?
外壁塗装の相場は、屋根を含めて60万円~140万円くらいです(家が30坪から40坪として)。そして工事の期間は2週間くらいが平均になります。仮に工事をさらに遅らせると、外壁や屋根の劣化が進み家の寿命が短くなります。また塗料により、耐久性に大きく変わりますが、「今の家はあと7~8年で売る!」という方は、高い塗料は必要ありません。
このように塗料は、高い塗料ならば良しということではなく「どういう塗装をしたいか?」かが重要です。特にこだわりがなければ、ラジカル塗料で安く無難に行い、予算があり、こだわりがある場合は、デメリットを考慮しながら、フッ素、ガイナ、光触媒などから塗料を選びます。
この記事では、家の塗装をなんとなく考えている方に、外壁塗装の親方を30年やっている筆者が、費用感や注意すべきことなど、家の塗り替えの全てを解説いたします。
この記事の目次
家の壁の塗り替えタイプは以下の二つのタイプ
家の外壁を塗り替えるときは、使う塗料の知識がないので、軸となる判断基準がないと思いますが、だいたい以下の2つのタイプのどちらかになります。
タイプA「とりあえず無難に塗装したい」
==>ラジカル塗料で塗装する。
タイプB「予算はあるので使う塗料にはこだわりたい」
==>フッ素塗料、ガイナ、光触媒塗料などから、選ぶ
まず、後ほど解説しますが、タイプAの方は、使う塗料に特にこだわりがないと思うので、使う塗料はラジカル塗料が良いでしょう。なぜなら値段が安く、標準的な塗料ですし、塗料としての弱点もないです。
タイプBの方は、本日の記事の説明を読んで、フッ素塗料、ガイナ、光触媒塗料など、高級な特殊塗料から、塗料を選びます。ただ高級塗料は、耐久性も高いのですが、デメリットも存在しますから、本日の記事をよく読んで家の塗装の参考にしてください。
DIYは無理です!危ない、長持ちしません!
家の壁の塗装を自分で行う人がいますが、物置や犬小屋ならいいのですが、家の塗装はプロに任せた方がよいでしょう。その理由は下記の通りです。
・自分でやった場合一カ月~二ヶ月かかる。
・色ムラができて、恥ずかしい仕上がりに
・高所の塗り替えはあぶない
・クオリティーが悪いと、塗装が剥がれて、数年後にまた塗装しなおし。結局高い。
壁や屋根の塗装は、塗って、乾かしての繰り返しの3回塗りが基本です。また下地にあう下塗り塗料の選定もあります。何より、塗装前の下地処理は、一般の人には難しいです。なによりかえって、コストが高くなることを考えると、
塗り替える壁の劣化の目安は?
前回の塗装や新築時からの年数が、10年~12年くらいで塗り替えるのが相場ですが、壁の状態から塗装の目安を判断する方法もあります。以下の状態の壁は、塗り替えを検討する必要があります。
◆変色

◆白華現象(チョーキング)

◆ひび割れ(クラック)

◆剥がれ

これらの現象がある場合は、塗装を検討する段階に入っています。特に剥がれやチョーキングは、塗装の寿命が切れているサインです。そのまま頬っておくと、雨が侵入したり、中の断熱材が湿ったりするなど、家の寿命に関わってきます。
家の壁の塗り替えの相場はどれくらい?
相場は一般的な戸建てなら外壁と屋根の塗装で60万円~140万円の間に収まります。しかし塗料の耐久性などを考えると、安い塗料は、耐用年数が短く、長期的にコストが高くなります。
シリコン塗料やラジカル塗料など、標準的な塗料で塗り替えを行えば80万円くらいです。フッ素塗料や特殊塗料を使えば100万円を超えてきます。
家の壁の塗り替え価格はどのように決定されるのでしょうか?塗装屋は見積を出すときに、以下の要素で、家の塗装を決めます。
◆価格の決め方
塗装費用 = ①塗料のグレード × ②塗装面の広さ + (③足場の設置料金 + ④職人の工賃や諸経費)
それでは、番号のついて①~④の要素を解説していきます。
①塗料のグレード(シリコン塗料が一般的ですが、2017年はラジカル塗料が主流に!)
一般の方が、家や屋根に塗られている塗料なんて気にしないですよね?でも、家の塗り替えを行うのでしたら、一通りここに買手あることを頭に入れておいてください。それでも「塗料なんてなんでもいいだろう!」という方は「ラジカル塗料」だけ覚えてください。なぜならラジカル塗料は費用も安くて、耐用年数も高い最新の塗料だからです。
◆塗料のグレード表(ざっくり見てください)
塗料の種類 | 耐用年数 | 1㎡あたりの値段 | 塗料の特徴 |
---|---|---|---|
アクリル塗料 | 5年~7年 | 1000円~1200円 | 昔の塗料、外壁や屋根の塗料としては、もう使われない。 |
ウレタン塗料 | 8年~10年 | 1500円~1800円 | 一世代前の塗料。外壁や屋根の主流の塗料ではない。 |
シリコン塗料 | 10年~12年 | 1800円~2000円 | 現代、最も使われる標準的塗料 |
ラジカル塗料 | 10年~13年 | 2200円~2700円 | シリコン塗料の弱点を克服した、最新の標準塗料 |
フッ素塗料 | 15年程度 | 3500円 | 耐久性が高い、高級塗料。地震でひび割れしやすい |
ガイナ | 15年程度 | 3800円 | 遮熱、断熱、防音など機能に優れる。色が薄い色のみ |
光触媒塗料 | 15年~20年 | 4000円 | 汚れを自分で落とす、セルフクリーニング機能がある |
無機塗料 | 20年以上 | 5000円 | 現在発売されている塗料で、最高の耐久性 |
アクリル塗料やウレタン塗料は、一般の家の外壁や屋根の塗料としては、使われることはありません。ですから、現在はシリコン塗料がもっとも標準的な塗料になり、ほとんどの塗装業者が提案してくる塗料になります。
しかし、シリコン塗料はすでに、過去の塗料になりつつあり、2017年の現在はシリコン塗料の劣化の原因のラジカル因子を、抑制する塗料の”ラジカル塗料”が大手の塗料メーカーから発売されはじめております。値段はシリコン塗料と大差がありませんから、これから塗装を考えているひとは「ラジカル塗料」を業者に依頼してください。
「うちは良い塗料を使いたい!」という方は、フッ素塗料や特殊塗料のガイナ、光触媒塗料を使ってもよいでしょう。これらの塗料の特徴は、後ほど説明いたします。
②塗装面の広さ
自分の家の外壁や屋根の平米数(広さ)を把握している人は、あまりいないでしょう?一般的な戸建ての間取りでは、広さに大差がないので、下記に坪数別の、一般的な平米を紹介いたします。30坪から40坪の方は下記の平米数を見積りの参考に使ってください。
◆30坪の場合の塗装面は?
外壁面積 150㎡
屋根面積 82㎡
◆35坪の場合の塗装面は?
外壁面積 175㎡
屋根面積 100㎡
◆40坪の場合の塗装面は?
外壁面積 202㎡
屋根面積 116㎡
③足場の設置料金
家の塗装工事では、足場を組みます。足場は単に、高い場所を塗るためではなく、職人さんが安全を確保するために設置します。実はこの足場というのは、見積もりの中でも、全体の15%~20%程度に相当します。例えば100万円の塗装工事なら、この足場の設置が15万円~20万円もかかるのが相場です。
なぜ足場の設置がそんなにお金がかかるのでしょうか?実は足場の設置は塗装屋が”足場業者”に外注しています。そして足場はレンタルなのです。ですから、足場は設置だけでなく、工事期間によってレンタル費用もかかるので、結果として高額になるのです。
業者を選ぶ時の基準に、足場の設置を自社でやる業者がまれにいます。そういった業者に出会うことができれば、足場代は半額程度に抑えることができますが、そういった業者は少ないです。
④職人の工賃や諸経費
職人の人件費は工事の25%を占めます。そして諸経費が10%程度です。外壁塗装で行われるのが値引きですが、実は人件費は削ることができません(だって職人の給料だせなくなりますからね~)。しかし、この諸経費とはなんでしょうか?これは交通費や、調査代、あるいは用意した図面代金です。
そう、外壁塗装で唯一値引き可能なのが、この諸経費です。もし見積を渡されて「もう少し安くならないかな~」という場合は、この諸経費の部分を値切るのがいいでしょう。
もし、業者が「キャンペーン期間なので50万値引きます!」や「足場代をタダにします」という業者は追い返した方がいいでしょう。なぜならまともに商売をしていれば、そんな値引き不可能だからです。こういった値引きを行うのは業界では「訪問業者」や「営業会社」と言われております。
訪問業者は自分たちで塗装をしません。訪問営業でとってきた仕事を塗装者に外注するので、無駄に中間費用を抜かれますから、2割くらい塗装工事が高くなります。
また、トラブルが非常に多く、その理由は訪問営業会社に「○○でお願いします」とお願いしたことは、外注先の塗装屋に伝わっていないことが多く、また外注先も訪問営業経由の仕事は利益が薄いため、塗料を薄めて伸ばしたり、3回塗りの工程を省いたりして、利益を出そうします。
ですから、訪問営業を受けてはいけません。かならず、業者は相見積もりを行います。そして相見積もりをカンタンに行うにはインターネットの一括見積サービスを使いましょう。引越しをするときによくあるサービスですが、一括見積サービスは、現在、塗装業界でも一般的なサービスになりました。
一括見積サービスは、複数の地域の業者を2社~3社を無料で紹介してくれますから、相見積もりで値段と
「信用できるか?どうか?」
「経験がありそうか?」
という観点で塗装業者を選びましょう。一括見積サービスを使うメリットは加盟店は、必ず相見積もりになることを知っていますから、真剣に見積をつくりますので、手抜きをされる可能性が低くなります。
塗料の選び方を教えますが、こだわりがない人はとりあえずラジカル塗料で!

塗料は業者から提案されますが、壁や屋根の塗装は軽自動車と同じくらいの値段する高額な工事ですから、そこに使われる塗料は、どんなものが良いのか、だいたいでも考えておくべきです。しかし多くの人がその”だいたい”がわからないと思いますので、今から塗料の特徴をカンタンに説明します。
アクリル塗料やウレタン塗料は、昔の塗料。今は使われない!
アクリル塗料やウレタン塗料は、ひと昔前に壁や屋根にも一番使われた塗料ですが、現在は戸建ての外壁の塗料としては安物の塗料という扱いです。その理由は、耐用年数の短さです。特にアクリル塗料は5年程度しか持たない塗料です。5年後に塗装を行うと、中長期的には塗装代が高くなります。
しかし、もし
「数年後には、家を売るから、つなぎで軽く塗装しとくか!塗装でキレイな方が売れやすいし!」
という考えの方でしたら、ウレタン塗料などでもいいと思います。(そんな方はあまりいないと思いますが。。)つまり、高い耐用年数が必要ないというケースに限り、これらの安い塗料を使う余地があります。
余談ですが、アクリル塗料やウレタン塗料自体は今でも現役の塗料で、軒天や雨どい、あるいは鉄部分などの付帯部分の塗装には、現在も使われております。またアクリル塗料は発色がよく、ウレタン塗料は防水に優れているというメリットもあります。
現在、もっとも使われているのがシリコン塗料!
業者に塗装をお願いすると、間違いなく提案される塗料はシリコン塗料です。その理由は、耐用年数も10年以上あり、紫外線や汚れにつよく、弱点らしい弱点もない塗料だからです。
そして、ひとくくりにシリコン塗料といっても、耐用年数の高い、2液型の溶剤(2つの缶の材料を混ぜてつかう油性塗料)と、非常に塗りやすくて臭いのしない1液型の水性塗料まで様々です。
通常なら、2液型の溶剤のシリコン塗料が使われます。その理由は、1液型の水性塗料より耐用性も性能も良いからです。しかし、下記の理由がある場合は、水性のシリコン塗料が使われます。
「近所に塗料の臭いの迷惑を少なくしたい」
「家族がシンナーのような臭いは我慢ができない」
水性塗料を使えば、臭いが格段におさえることができるからです。
ここまで解説を聞くと「シリコン塗料が標準的で、安い塗料なら、うちはそれでいい」と思いますよね?でもそれは、2016年までの話です。2017年の現在は、すでに新しい塗料のラジカル塗料が大手からつぎつぎと販売されています。また発売されてから数年たって実績もできてきました。
次に説明しますが、塗料にこだわりがない人が使うべき塗料は、「ラジカル塗料」なのです。
最新の標準塗料のラジカル塗料は、一番のおススメ!
ラジカル塗料が開発された背景には、塗料には、紫外線に当たると「ラジカル因子」という悪者が発生し、これが塗料を劣化させる原因になっていました。しかし、ラジカル塗料というのは、正確の名称は「ラジカル抑制塗料」と呼ばれており、塗料を劣化させる原因のラジカルを抑制する塗料なのです。
つまりシリコン塗料の弱点を改善したのがラジカル塗料ですから、しかも価格がシリコン塗料と大差がないため、使わない理由がありません。しかし、唯一の弱点が「ラジカル塗料は実績がない」と言われていたことですが、2017年の現在においては、ラジカル塗料は広く塗装業界に浸透して、多くの業者が使いはじめています。
ですから、実績はもう十分で、弱点がなくなりました。しかもラジカル塗料は水性です。
◆水性塗料のメリット
・塗りやすい(施工時間の短縮、ムラになりずらい)
・臭いが少ない
水性塗料の弱点は、溶剤に機能や耐久性が劣る点でしたが、ラジカル塗料は機能も耐用性もシリコン塗料の溶剤を上回ります。
ラジカル塗料で有名なのは、日本ペイントの「パーフェクトトップ」です。しかし筆者のおすすめはアステックペイントの「リファイン」です。その理由は価格がアステックペイントの方が安い点と、しかもラジカル塗料で唯一「遮熱機能」がついています。古い塗装業者にはアステックペイントのような外国の塗料メーカーを嫌う業者もいますが、それは塗った経験がないからです。
またアステックペイントはオーストラリアでは大手のメーカーですから、信用が劣るものではありません。何より私自身リファインをお客さんに強くすすめているのは、手ごろな価格の塗料としては、もっとも耐用年数も機能も期待できるからです。
もし、塗料にたいしてこだわりがないという方でしたら、「ラジカル塗料」という塗料と「リファイン」という塗料の名前は覚えておいてください。
④高耐久性を誇るフッ素塗料
フッソ塗料は、家よりも、六本木ヒルズやスカイツリーなどの特別な建物に使われる塗料でしたが、インターネットの普及により、戸建てにも使われるようになりました。フッ素コーディングというのは、ハサミや歯磨き粉、あるいはフライパンなどで馴染みがあると思います。
フッ素塗料を塗ると、塗装した面が「テカテカ」になります。私に言わせるとフッ素塗料は、塗料というよりもコーティングというイメージが近いです。つまり塗装面が汚れに極めて強くなります。そしてその「テカテカ」は長いこと持つので、予算がある方はフッ素塗装を検討してもよいでしょう。
そしてフッ素塗料にも、溶剤と水性があり、臭いを抑えたい方は水性のフッ素塗料を使います。価格の高い、15年以上の耐用性のフッ素塗料ですが、デメリットもあります。
◆フッ素塗料のデメリット
・塗膜が固いため地震でひび割れしやすい
・次の塗装(15年後)もフッ素塗料に限られる
弾力のあるウレタン塗料と違い、塗膜が固いフッ素塗料は塗膜にヒビが入りやすいのが弱点です。小さな地震でひび割れすることはありませんが、関東地方だと、震度4以上の地震も珍しくありませんから、この点は要注意です。しかし、弾力性があり、ひび割れしにくい塗料というのは、家の劣化に気づかない可能性もあり、この点は全てデメリットというわけではありません。
一度フッ素塗料を塗ると、15年後の次の塗り替えもフッ素塗料にしなくてはいけません。なぜならフッ素塗料とは、汚れが極めてつきにくい塗料であり、その汚れの強さは、塗料の密着度まで弱めてしまいます。ですから次回の塗料の選択肢が狭まれてしまします。
塗料メーカーは、日々技術革新で新しい塗料を開発してますから、15年後には、もっと高機能な塗料が一般的になり、フッ素塗料は時代遅れの塗料になっている可能性もあります。しかし、もし塗装される方が70歳以上ということであれば、「もう俺が生きているうちは二度と塗装しない!」という覚悟があれば、フッ素塗装はいいのではないでしょうか?
⑤宇宙ロケット技術から生まれたガイナ

ガイナはすごい塗料です。わたしも東京の板橋区蓮根駅の近くにあるガイナのメーカーの日進産業で「ガイナの体験イベント」に行きましたが、塗料としては恐ろしく多機能です。
◆ガイナの機能
・遮熱・断熱機能
・防音機能
・空気清浄機能
ガイナの説明会の会場がガイナで内装が塗られており、実は普段は喫煙室として使われているのですが、全く気付かないほど、空気がキレイなのです。しかも電車が目の前に通る建物にも関わらず、電車の音があまり気になりません。そして冬にも関わらず、中は暖房いらずでした。すべてガイナの機能による効果です。
ガイナにはセラミックビーズが塗料の6割を占めており、このセラミックビーズは、熱を跳ね返すのと同時に熱を伝わりにくくする機能があり、同時に音も吸収されてしまいます。またガイナに紫外線があたると塗膜表面でイオン化作用を起こし、マイナスイオンが発生し、空気中の汚れに付着して、落としてしまう機能まであるのです。
耐用年数も15年もあり、
「光熱費を下げたい」
「家の前が交通量の多い道路で、うるさい」
という方にガイナは強くおすすめします。一方でガイナのデメリットも逃してはいけません。
◆ガイナのデメリット
・塗料が「ボテー」としていて、塗りずらい
・表面がザラザラしており、屋根に塗った場合、角度が無く、汚れがたまりやすい
・濃い色が出せない。黒など無理
一般の方に直接的なデメリットがあるとすれば、ガイナには淡い色しかない点でしょう。また直角の外壁は、問題ありませんが、屋根だと、表面がセラミックで細かくザラザラしているので、汚れがたまりやすいのです。
塗りずらい点はありますが、そもそもガイナは、講習を受けた加盟店にしか、塗料を下ろしてないので、塗装店がガイナを仕入れるためには、講習を受けつ必要があるため、この点は、大丈夫だと思います。
ガイナを使う場合は、
「近所の騒音に困っている」あるいは「子供の騒音を外に出したくない」
「暖かく、夏は涼しくしたい」、「夏と冬の光熱費を押さえたい」
という方におススメです。ガイナを検討する方は、日進産業で体験セミナーをやっているので、事前にガイナを体験して、納得して使うと良いでしょう。
⑥光触媒塗料は、汚れに極めて強い!

光触媒塗料を使いたい方は、白い家や、排気ガスの汚れに困っている人におススメです。その理由は、光触媒塗料は、極めて汚れに強い塗料だからです。
光触媒は、下記に二段階で汚れに強いのです。
◆光触媒が汚れに強い理由
1.太陽の紫外線を利用して、付着した汚れを分解
2・雨を利用して、分解した汚れを落とす(親水性が高い)
こういった理由から、下記の人によく使われる塗料です。
「家を新築当初のようにピカピカに保ちたい」
「白い家の純白をいつまでも保ちたい」
「家の前が大きい道路で排気ガスでつく汚れに悩んでいる」
しかも耐用年数はフッ素と同等以上の15年ですから、価格も安くはありません。以上の条件に当てはまる人で、予算があれば、光触媒塗料を検討してもよいですが、下記のデメリットを踏まえる必要があります。
◆光触媒塗料のデメリット
・雨と太陽があたらない場所では効果を発揮しない
・屋根用の光触媒塗料はない
光触媒塗料は雨と太陽を利用して、汚れをおとしますから、日が当たらない場所や、隣の建物の影になり雨があたならい場所では、その効果を発揮しません。
また屋根用の光触媒塗料がないのが、なにが問題なのでしょうか?それは長期的にみると塗装費用がかかることにもつながります。まず、家の塗装の基本は、「外壁」と「屋根」の塗装を同時にやってしまうことです。ならなら工事で大きな費用の足場代が一度で済むからです。
ですから、塗料の寿命を計算して、外壁と屋根で同じ時期に寿命が尽きるように、塗料を選ぶ必要があるのですが、光触媒の15年を超える高い耐久性と同等の屋根用塗料が非常に限られます。ですから、光触媒塗料を外壁で塗るのでしたら、屋根には、最高の耐久性の「無機塗料」を使うしかありません。
⑦20年を超える最高の耐久性の無機塗料
お金はいくらかかってもよいから、最高の塗装をしてほしい。という場合は、無機塗料を使います。現在市販されている塗料の中で、最高の耐久性があり、25年持つと言われています。例えば家主が40代で、無機塗料を使えば、次の塗り替えは70歳近くです。これは一度無機を使えば、塗り替えが必要ないと言っても過言ではない耐久性です。
無機とは呼んで字のごとく、無機質の素材からできており、無機質とは岩や石が無機質です。無機が太陽の紫外線に強いことは知られていましたが、密着性がないため、塗料には不向きと言われてました。しかし有機の素材を配合することで、密着性を高めたのが無機塗料です。
デメリットは、値段が高いことだけになります。(他のデメリットが思い浮かびません!)
おススメの無機塗料は「アステックペイント」の無機ハイブリッドシリーズです。その理由は日本の大手の無機より安く、クオリティーは変わらないからです。
塗装の色は、どうすればいいの?

塗り直しを考えている人も、塗装の色をどうすればいいのか?悩んでいる人も多いと思います。ちなみに現在の流行は、ツヤのない暗いシックな色です。ツートンカラーも新鮮なイメージがあります。
塗装業者が、カラーシミュレーションを行ってくれますので、提案してくれる色をよく吟味しましょう。色を選ぶときの注意点は3です。
◆家の塗装の色の注意点
・派手な色は飽きる!
・選んだ色と実際の色が異なる場合も!
・ガイナは色が限られる
・油性塗料につや消しはない
まず、家の塗装は短くとも10年後になりますから、あまり派手な色は避けておいた方が無難です。選んだ色と実際の色がことなるケースはよくあります。日の当たり方が原因で「思ったより明るい!」などトラブルの原因になりかねません。色見本などを、外に持ち出し、壁にあてて、よーく吟味しましょう。
また、ガイナは濃い色が出ませんし、油性塗料はツヤ消しは無理です。こういったことも踏まえて、塗料選ぶをする必要があります。
塗装の期間は2週間が目安!
塗装の期間は天気に左右されますが、2週間が目安になります。足場の設置や養生などの作業は、問題ありませんが、塗装中は、雨や強風では、作業ができません。またこの工程を短くしたい!という方法はあることはあります。それは職人の人数を増やすことです。
通常の家の塗装では、職人が2人で行いますが、人数を3人や4人に増やせば、工期を短くすることは可能です。しかし、人数を増やすことができるかは、業者に都合によりますので、交渉次第になります。(塗装者も少ない人数で多数のお客様の塗装してますから、一度に職人を増やすのは難しい場合が多いです)
また、夏の塗装は、塗料の乾燥も早いため、工期が短くなります。
塗装の工程
塗装の工程も、業者に依頼する前に、だいたいを頭に入れておいた方がいいでしょう。
1.足場の設置
2.養生(車や植木など塗装しな場所を塗料から保護)
3.高圧洗浄(高圧洗浄機で、洗う)
4.下地調整(剥がれそうな旧塗料の除去)
5.下塗り(専用の塗料を使う)
6.中塗り(選んだ塗料を使います)
7.上塗り(中塗りをもう一度、仕上げ塗りと言われます)
8.家主による確認
9.足場の解体・撤収
以上の工程になります。外壁と屋根の塗装を行う場合は、3から7を外壁と屋根のそれぞれ行います。ここで気をつけべきは、中塗りと上塗りをちゃんと行われているか?という点です。なぜなら訪問業者や悪徳業者は中塗りをやらずに、塗料代を浮かして利益を得ようとします。
また素人目には、中塗りを抜かされても、見た目が変わらず、区別がつきません。空き缶の数を調べるというチェック方法がありますが、それには、信頼のできる塗装会社に依頼することが重要になってきます。
塗装中の注意点は?近所への配慮
まず、塗装する業者が決まったら、近所へ事前に塗装工事を行うことを、伝えます。その際は菓子折りとともに迷惑をしばらくかけることをちゃんと説明しましょう。
◆塗装中の気にかけなくてはいけないこととは?
・塗料の臭い
・足場設置と撤去の騒音
・職人の出入り
・塗装会社の車の駐車場所
工事前には、塗装会社と一緒に近所を挨拶しましょう。こういったことがトラブル防止につながります。
火災保険を使えるケースがあります!
火災保険を使えるケースとは、
「台風などの風災被害による屋根が外壁の破損」
です。例えば、瓦屋根などはわかりやすく、台風で瓦が破損や、それによる雨漏りなどは、風災被害の認定を受けられるため、保険金で塗装や修理ができます。この認定を使うにはコツがあり、風采認定に強い業者を使うことです。なぜなら風災を受けるためには、保険会社に連絡して、風災被害の鑑定人がやってきます。この鑑定人は保険会社側の人間でカンタンには、認定をだしません。
ですから、事前資料作りが重要で、ノウハウのある業者には、風采が通りやすい資料を作成しますから、台風以降に、雨漏りが発生した場合などは、この制度を利用しましょう。
ただし注意点は、保険金は「原状回復」までしか適用されませんので、良い塗料を使うなど、過剰な補修ができませんし、被害があってから3年以内という条件があります。
家の塗装で一番重要なのは、信頼できる塗装業者と出会うこと
結局、家の塗装で一番大切なことは、良い塗装業者に塗装をお願いすることです。そして普通の人がそういう業者を探すのは、難しいことです。ですから相見積もりをとって、3社くらいで比較検討するのが基本中の基本になります。
価格も大切ですが、家主との相性や、塗料の説明や、家の状態の説明に根拠があるかが重要になってきます。
一括見積サービスを使えば、地域でしっかり仕事をする業者を複数社紹介してくれますから、まずは相見積もりを、お願いしましょう。

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