外壁塗装に適した季節っていつなの?梅雨時期にもメリットがあるって本当?

外壁塗装にふさわしくない季節があると聞いたら気になるのではないでしょうか。

外壁塗装は基本的に雨が降る中では工事ができず、また温度や湿度によっては乾燥が遅くなることからオススメできない季節があります。

この記事では、外壁塗装に適した季節とそうでない季節について、その理由を合わせてご紹介しています。

外壁塗装に適した季節がいつなのか?またふさわしくない季節は?と言った疑問について理解し、費用面、工事面双方で安心して塗装工事に入れるようにしましょう。

外壁塗装にふさわしくない気候条件は?

外壁塗装にふさわしくない気候条件にはどのようなものがあるのでしょうか?

温度・湿度の条件

気温が5°C以下、湿度85%以上の場合、外壁塗装に適しません。

つまり、湿度の高い夏の雨の日や、冬の寒い日は塗装をするのに向きません。

この様な条件下で塗装を行うと塗料の乾燥が進まず仕上がりが悪くなったり、重ね塗りすることで塗装が剥がれてしまったりする場合があります。

季節でいうと6月〜7月頃の梅雨時期12月〜1月頃の冬の時期は上記気候条件に当てはまりやすいと言えるでしょう。

外壁塗装の季節ごとのメリット・デメリット

ここでは、各季節のメリット・デメリットをお伝えします。

  メリット デメリット 備考
気温・湿度ともに外壁塗装に適しています。

春雨前線により雨となる可能性もあります。

人気のある時期で、早めの予約が必要です。
梅雨 この時期を避ける人が多いため、業者によっては通常より値引きしてくれることがあります。 梅雨前線により雨が続き、工期はほぼ延びると考えましょう。 この時期は施工費を安くしてくれる可能性がありますが、雨や湿度の高さを見越してしっかり施工管理してくれる業者を選ぶことが大切です。
晴れの日が多いため、工期が延びる心配が少なくて済みます。 台風が来ると数日工事できなくなります。 また、外壁塗装工事中は基本的に窓を開けられなくなるのと、場合によっては室外機にシートを被せることがあるため、注意が必要です。
気温・温度ともに外壁塗装に適しています。 この時期の施工は人気が高く、業者によっては数ヶ月前から予約がいっぱいになることもあります。 人気のある時期で、早めの予約が必要です。

降雪地帯以外は湿度が低く乾燥しているため、温度が低くなりすぎないエリア・時期では塗装に適しています。

気温が5°C以下になる時期は塗料が乾燥しづらいです。また、1日の施工時間も短くなりやすく、工期が延びやすいです。

凍結や降雪があると工期が延びます。

降雪地帯では、11月後半~3月頃まで施工できなくなります。

ずばりオススメの季節は?

ずばり、外壁塗装に適した気候条件としてオススメなのは10〜11月(秋)4〜5月(春)です。

この時期は湿度も高くなく、また気温が大きく下がることもないため外壁塗装工事にとって重要な、塗料の乾燥の進みが早いのが特徴です。

100%安心できる季節はない

一方、春・秋に塗装工事を行ったとしても、工事予定日に春雨前線や台風、秋雨前線などの影響を受けて数日雨に見舞われることもあります。

事前に天気予報で確認して、晴れの日が続く日程で予定を入れたとしても、いざ工事が始まると予報が外れて雨になるケースもあります。

春や秋など、外壁塗装工事に適した季節でも100%安心できるというわけではありません。

梅雨時期の外壁塗装は避けるべき理由

梅雨に外壁塗装を行うのはやはり問題が多く、それには以下のような理由があります。

理由1.塗料が雨水で流れる

雨によって塗料が流されてしまうと、耐候性や遮熱性といった塗料に付与された機能が発揮されづらくなってしまいます。

また、塗料に雨水が入り込んでしまうことで、塗料が薄まり、効力が弱くなってしまいます。

理由2.後に塗膜が剥がれやすくなる

雨と湿度の高さにより塗料が乾く前に塗装してしまうと、弱い塗膜になってしまい、塗膜の剥がれ剥離ひび割れが起きやすくなります。

塗りたて当初は分からなくても、数年してから問題が起こりやすくなります

理由3.梅雨でも塗装できないことはない

梅雨でも、天気や塗料に気をつけて塗装すればできないことはありません。

まず、塗料に関しては乾くのが早い塗料を選ぶようにしましょう。特に硬化剤を混入して塗装すると梅雨時期でも塗装できます。

塗料がしっかり固まった後であれば、その上から雨が降っても問題はないため、天気予報を確認しながら、1工程ずつ塗布を行っていくのが梅雨時期の外壁塗装のポイントです。

なお、塗料に雨水が入ったり、乾燥しないまま次の塗料を塗り重ねたりしても人目には分からず、数年してから剥がれやひび割れが目立つ外壁となってしまいます。

そのため、梅雨時期に外壁塗装を依頼する際には、梅雨に適した工事のできる業者を選ぶことが大切です。

雨が延びると追加料金はあるの?

なお、雨や雪が降ると、それだけ工期が延びますが追加料金は発生するのでしょうか?

これに関しては、天候不良による工期延長は追加料金が発生しないのが基本ですが、長期間になってしまった場合は追加料金が発生するケースもあります。

見積もりの段階で業者によく確認しておくことが大切でしょう。

外壁塗装をすべきタイミングはいつ?

外壁塗装をする季節とは別に、新築してから、もしくは前回塗装してから何年経ったら塗装を考えるべきかについては、10年が一つの目安となります。

また、外壁を触ると白い粉が手につくチョーキングや、外壁のひび割れ、剥がれなどが確認できるなど、実際に外壁を見てみて問題があるようであれば外壁塗装を検討しましょう。

ここでは、塗料の状態劣化症状から塗り替えのタイミングを把握する方法をお伝えします。

塗料の状態から判断する

塗料とした使った素材ごとに、メーカーから耐久年数が発表されており、新築時や前回使った塗料の素材によって、塗替えすべきかどうか判断します。

実際には、水性油性か?1液2液か?などによって変わりますが、一つの目安と考えると良いでしょう。

塗料の素材 耐用年数 塗替え時期
アクリル 5~7年 4年目以降
ウレタン 8~10年 7年目以降
シリコン 10~15年 9年目以降
ラジカル制御型 12~15年 11年目以降
フッ素 15~20年 14年目以降
光触媒 15~20年 14年目以降
無機 20~25年 19年目以降

劣化症状から判断する

実際に、外壁に以下のような症状が表われていたら塗替えの検討時期です。

チョーキング

チョーキングは外壁を手で触ると白い粉が付く現象で、塗料の中の白色顔料が太陽光の影響を受けて劣化が進んだ結果起こります。

外壁を触った時に少し付くぐらいであればまだ大丈夫ですが、真っ白になるくらいになると塗替えを検討したほうが良いです。

ひび割れ(クラック)

ひび割れが生じると、見た目も悪く、またそこから雨水が内部に入ることもあるので早めの対策が必要になります。

膨張や剥がれ

ひび割れから塗膜内部に水が入るなどして、塗膜が膨れたり、剥がれたりする現象です。

見た目も良くなく、放っておくとさらに悪化するので膨張や剥がれが確認できたら塗替えを検討しましょう。

時期・季節に適した外壁塗装をしてくれる業者に依頼しよう

外壁塗装は10〜11月(秋)頃か、4〜5月(春)頃が適していますが、100%安心できるというわけではありません。

一方、梅雨時期は雨が降ると工期が延びたり、湿度が高く塗料の乾燥に時間がかかったりなどと問題はあるものの、塗装工事に入れないことはありません。

梅雨時期は工事を避ける人が多いことから、業者によっては安く請け負ってくれるケースもあります。時間がかかっても良いのであれば梅雨時期に外壁塗装工事を検討するのも良いでしょう。

しかし、雨の中での工事は塗料が薄まったり、乾燥が遅くなったりするため、天気を見ながら雨の降らないタイミングで1工程1工程しっかり乾燥させながら進めるなど配慮が必要です。

迷ったらとりあえず築10年で見積もりを取ろう

外壁塗装の塗替えのタイミングは、築10年が一つの目安となります。

塗料の種類による耐用年数や、季節による向き不向きはありますが、迷ったらとりあえず築10年で見積もりを取ってみましょう。

どの季節に外壁塗装工事を依頼するのかも大切ですが、外壁塗装工事に適している春や秋でも雨が降る可能性はあります。大切なのは、時期や季節に関わらず、れらに適した外壁塗装をしてくれる業者に依頼することだと言えるでしょう。

一括見積もりサービスを活用しよう

外壁塗装工事では、業者によって工事内容や見積もりが変わることが少なくないため、基本的には複数の業者に相見積もりを取ることが大切です。

複数の業者に見積もりを取っていく過程で、雨の日の対応や天候による延期で追加料金が発生するかどうかを確認していくと良いでしょう。

とはいえ、複数の業者に1件1件連絡をして見積もりを取っていくのは手間ですし、業者の連絡先が複数すぐに分かるという方はそう多くないでしょう。

そのため、外壁塗装業者に見積もりを取る際には一括見積もりサービスの利用がオススメです。

一括見積もりサービスでは、住んでいるところや工事箇所など情報を入力するだけで、複数の業者に見積もりを取ることができます。

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