外壁塗装や屋根の工事に火災保険が使えるの?

外壁塗装は高額です。さらに屋根も外壁もすべて塗り替えた場合は、100万円以上かかります。

家を買うときは、外壁塗装の事なんて考えていない人が多いですが、15年も塗装しないで放置しておくと、風雨にさらされて、新築の家でも見えないところで劣化がはじまります。特に屋根は紫外線にもっともさらされる部分なので、ずいぶん傷んできます。

でも、待ってください!ひょっとしたらその屋根や塗装工事に火災保険がきくかもしれないって知っていますか?

実は火災保険が外壁や屋根の工事が適用されるケースがあります。それは保険会社から「風災認定」が出たケースです。

つまり、あなたの家の外壁や屋根が台風や強風、あるいは地震が原因で壊れたっていう認定を保険会社にしてもらえばいいのです。

ですから、もし屋根で雨漏りで瓦やスレートがずれたのでしたら、風災被害(台風、強風、地震)の可能性が高く、一度確認してみたほうがいいです。

本日は外壁塗装の親方を30年やっている私が外壁や屋根の塗装に火災保険が使える手順を説明いたします。

外壁や屋根の塗装に火災保険が適用される手順

①まずは火災保険を確認しよう

まずは加入している火災保険を確認しよう。

「火災保険ってそもそも加入してるかな?」とか
「どこの火災保険はいっているか覚えてない」なんて人も多いと思います。

まず保険料金を毎年必ず払っているはずですから、保険証券を探しましょう。それでもわかんないって人は、家を購入した時の不動産屋に問い合わせみるのがよいでしょう。

②風災かどうか自分で判断してはいけない

まずは、屋根にしろ外壁の劣化が経年劣化によるものなのか、風災によるものなのかは、プロじゃないと判断できません。

だから「あ~これは経年劣化だよな」と自分で判断するのはダメです。まずやるべきことは、業者を呼ぶことですが、普通の塗装業者じゃなくて、「火災保険の適用実績」のあるプロに声をかけます。

③火災保険の適用実績が業者を呼ぶ

 

火災保険の適用実績のある業者を探すのですが、どうやって探すのかですよね?

そんなことは一般の人にはわからないし、インターネットで調べてもよくわからないはずです。だからこういう時は外壁塗装の「一括見積サービス」に連絡して、こう言いいましょう。

「火災保険を申請したいので、火災保険の適用実績のある業者を紹介してください」

という感じです。

そうすれば、実績のある業者を紹介してもらえます。

一括見積サービス

もし可能なら2社以上紹介してもらいましょう。実際に会って話を聞いてみるとより信頼のできる業者が見つかりますよ。

④業者に実地調査してもらう

業者が決まったら、外壁や屋根をみてもいます。そして残念ですが、ここで業者が「これは風災認定はとれませんね~」と言われたら、火災保険が入る可能性はゼロ%です。

「いや、そんなこと言っても保険会社は風災認定するかもしれないじゃないですか!」って思うかもしれませんが、その可能性はありません。

なぜなら保険会社から派遣される鑑定人は、一応中立ということになっていますが、明らかに保険会社側の立場なんです。だから業者より甘い判断を下すことはありません。

⑤業者に風災認定を可能にするための申請資料を準備する

業者が「これは風災認定いけます!」と判断したら、風災認定がとれやすい申請資料を作成してもらいましょう。ここポイントです。

たとえ業者が「風災認定とれそう!」と思っても、保険会社の鑑定人が認めなければ意味がありません。ですから鑑定人が納得しやすい資料を作ってもらうのが業者の腕の見せ所になるんのですよ。申請書は保険代理店に連絡して、事前に入手しておきましょう。

⑥火災保険会社に連絡し、申請書類を提出しよう。

申請書

申請書類は以下の通りです。

あなたが用意する書類

・保険金請求書

業者が作くる書類

・事故状況説明書
・修理見積書
・被害個所の写真

これらを用意したら、保険会社に提出します。そうすると、保険会社から鑑定人がやってきます。

⑦火災保険会社の鑑定人が外壁や屋根を鑑定する

火災保険会社から連絡を受けて、鑑定人があなたの家に来て鑑定を行います。この鑑定人が作る報告書によって、風災かどうかが決定します。そして鑑定人は、すでに提出してある業者が作った提出資料にすごく影響をうけます!それはなぜか?

実は、風災箇所が屋根の場合、鑑定人は屋根に上らないのです!長い棒にカメラをつけて写真をとる程度です。だから業者が屋根に上って撮った写真の影響は強いのです。

それともう一つ、実はこの鑑定人そんなにプロじゃないんです。なぜかというと?それは資格をとって鑑定人になったんですが、普段現場にいるわけじゃないからあまり経験がありません。本当のプロというのは現場の人間なんです。

だからプロが作る風災認定の申請資料が重要になってくるのです。

これが何もしないと、保険会社に有利な判定になることがほとんどなんです。それは保険会社と提携している鑑定人の給料は、保険会社から出ています。

だから放っておくと保険会社に有利な報告書になってしまいます!ここで業者が作ってくれた資料が役にたつのです!

⑧鑑定人が風災認定すれば保険金が入る!

保険会社から認定が出れば、保険金が入ります。そして残念ですが認定されなかった場合は、保険金が出ません。認定がとれなかった場合、工事がする気がないんなら、最初から業者にそのことを伝えておいたほうがいいでしょう。

「認定がとれない場合は、申請までは無料ですよね?」と必ず確認しておきましょう。トラブルのもとになりますから。

火災保険の風災認定の注意点は5つ

注意

(1)経年劣化のものは、風災認定にはならない

これは当たり前ですが、経年劣化のものを風災認定にするのは、詐欺にあたりますから絶対にやってはいけません。

(2)20万円以内の修理には保険が適用されない

業者に依頼している限り、これは絶対にない事ですが、例えば修理費用の見積もりが19万円だった場合、保険の適用外になります。つまり保険の適用範囲は20万円以上からなのです。

だからと言って、修理費用が数万円程度のものを、20万円以上で請求するなんてのも詐欺ですからやってはいけません。

(3)風災や雪災の日から3年以内

風災って事は、風や台風や大雪のことです。ですから、その災害日から3年以内に申請しないと、保険の適用になりません。業者と相談して災害日を特定しましょう

(4)火災保険はリフォームじゃない!原状回復にかかる費用のみ

例えば屋根がピカピカにリフォームされるわけではありません!あくまで原状回復の費用のみ請求できるのです。この辺は業者が詳しいので妥当な申請をしましょう。

(5)悪徳業者に気を付けろ!

残念だけど、悪徳業者がいます。例えば、あきらかに経年劣化なのに、強引に風災被害する業者や、あるいは代行申請で保険金が業者に振り込まれるようにして、金を全部もってちゃう業者までいるんです。

もし、こんな悪徳業者が来たら、すぐ追い返しましょう。怖くなったら国民生活センターに相談するといいでしょう。

国民生活センターのHP

風災認定のまとめ

この記事を読んでもらって、火災保険で外壁や屋根の工事を賄うまでの手順と注意点が理解できたと思います。ですが、あきらかに「この前の台風で屋根の瓦がふっとんだー」って、いう事がない限り「風災だったらラッキー」くらいにとらえておきましょう。

とはいえ「経年劣化に決まっている」と決めつけるのはよくありません。

例えば雨漏りなんて、屋根が強風の影響を受けている可能性があります。ですから素人判断しないで、業者の判断を仰ぐのが正しいのです。

こんな時のための保険なんだから、ちゃんと試してみるのが重要ですよ。風災認定の得意な業者が存在します。そんなときは一括見積サービスを利用します。

下記の一括見積サービスから、簡単な情報を入力し申し込むと、中立の一括見積サービスの会社から電話がかかってくるので「風災認定の実績のある業者を紹介してください」といえば、紹介してくれますよ。

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