外壁塗装の時期を迎えたけれど、一体どんなところに見積もりを依頼すればいいのだろう?
外壁塗装の見積もりを頼んでみたはいいけれど、どこをチェックするのが正しいの?
こんな悩みを抱えてはいないでしょうか。
外壁塗装は見積もりを頼むところを間違ったり、チェックする方法を知らずに契約すると、とんでもない悪徳業者に捕まって満足できない外壁になってしまうんです。
そうならないためには、外壁塗装の見積もりを頼むべき業者の選び方と、見積もりのチェックポイントを知っておくことが大切です。
この記事の目次
1.外壁塗装の見積もりを取る方法

外壁塗装を進めていくためには、業者に住宅の状況を現地で調査していただいて、見積もりを出してもらう必要があります。
見積もりを取る方法としては、次の3つがあります。
- リフォーム店に依頼する
- 外壁塗装の業者に依頼する
- 一括見積もりサービスを利用する
まずは、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
1-1.リフォーム店に依頼する
外壁塗装だけではなく、リフォーム全体を取り扱っているお店に依頼して見積もりを取る方法です。
名前が通っている会社が多く、過去の実績を参考にできるので信頼性に関しては高いと言えるでしょう。
その一方で、リフォーム店自体が外壁塗装をするわけではないので、仲介手数料が多く含まれた金額の見積もりになってしまうことが考えられます。
☆メリット
- 全国展開していたり、売り上げ規模も大きな名の通ったお店が多いので信用できる。
- 長年続いているお店が多いので、外壁塗装が終わってトラブルが起きても対応してもらえる
★デメリット
- 見積もり金額が高くなってしまうことが多い
- お店によっては家から遠い場所にあって、来てほしいときにすぐ来てもらえない

リフォーム会社に依頼すると楽というメリットはありますが、ぶっちゃけあまりおすすめしませんねー。実質は、リフォーム店が別の外壁塗装会社を紹介する形になるので、ただ単に手数料が取られるだけとも言えます。しかも、リフォーム会社は外壁塗装会社から紹介費をもらって宣伝しているだけのこともあるので、純粋に良い外壁塗装会社を紹介してくれるとも限りません。
1-2.外壁塗装の業者に依頼する
外壁塗装を専門に行っている塗装業者に外壁塗装を依頼する方法もあります。
リフォーム店に依頼するのと違って、しっかりとした宣伝ページを持っていない業者が多いので、依頼したらどんな感じに仕上げてくれるのかイメージしづらいです。
しかし腕の良い業者に依頼することができれば、値段も安く仕上がりもいいというかなりお得な外壁塗装を実現することができます。
☆メリット
- お客様と業者の直接契約になるので、値段は安くなる
★デメリット
- 依頼してみるまで塗装技術の良しあしが分からないことが多い
- 営業として働いている人が少ないので、見積もりの形式が正しくないこともある

値段が安くなるというメリットがあるものの、信頼度に欠けるためどんな外壁にしてもらえるかが非常に見えにくいです。悪徳業者も入り混じっていることが多いので、しっかり見極めないと引っかかってしまう危険性もあり、オススメしにくいところですね。
1-3.一括見積もりサービスを利用する(オススメ!)
一番オススメできるのが、複数の業者に一括して見積もりを依頼する方法です。
外壁塗装の見積もりを取るときは、必ず複数の業者に依頼していただきたいのですが、リフォーム店や業者に直接依頼すると何度も連絡する手間ができてしまいます。
一括見積もりサービスだと、まとめて複数の業者に依頼できるので非常に手間が省けます。
外壁塗装の窓口のようなサービスであれば、第三者の目から優良業者を厳選してくれるので信頼性も安心ですね。
信頼できる業者にできるだけ安い金額で依頼したいけど、どこに依頼すればいいか分からない、そんな人にオススメです。
☆メリット
- まとめて一気に複数の業者に見積もりを依頼できる
- 優良業者で見積もりを比較できるので、信頼できるかつ値段が安いところに依頼できる
★デメリット
- 自分で調べてもいない業者に依頼するので、最初は不安に思うことが多い

世の中様々な業者がいる中で、優良業者を第三者の目から厳選して数社に見積もりを取れるのでかなり便利です!同時に見積もりが取れるので比較も簡単にできますね。オススメのサービスです。
2.外壁塗装の見積もり例

ここからは、実際に見積もりを取ってみるとどれくらの金額になるのか見てみましょう。
項目 | 面積 | 単価 | 合計 |
---|---|---|---|
足場 | 160㎡(40坪) | 700円 | 112,000円 |
高圧洗浄 | 160㎡(40坪) | 300円 | 48,000円 |
養生 | 160㎡(40坪) | 270円 | 43,200円 |
飛散防止ネット | 160㎡(40坪) | 160円 | 25,600円 |
下地補修 | 14,000円 | ||
下塗り(シーラー) | 160㎡(40坪) | 850円 | 136,000円 |
シリコン系塗料 | 160㎡(40坪) | 2,500円 (中塗り・上塗りの合計2回) |
400,000円 |
職人塗装施工代 | 10人工 | 20,000円 | 200,000円 |
廃材処理・雑費 | 20,000円 | ||
合計 | 998,800円 |
この表は40坪の場合、外壁塗装の見積もりの内訳です。
様々な項目に分かれており、合計すると100万円くらいになるのが分かりますね。
外壁塗装の見積書の各項目は、以下のような公式で計算されます。
その部分の工事金額=塗装する面積×1㎡あたりの単価
では、こうして業者から出てきた見積もりをどのようにしてチェックしていけばいいのかお伝えしますね。
3.外壁塗装の見積もりをとったときにチェックすべきポイント

外壁塗装の見積もりは、業者に出してもらってそれで完了というわけにはいかないんです。
法外な金額を提示してだまし取ってやろうと企んでいる業者や、実際に塗装できないような金額で契約しておいて、外壁に合わない塗装をする業者が実際に存在します。
外壁塗装70万円パックなどと広告して、安さで魅力を感じさせて契約し、いざ塗装をするとなったら本来3回塗らなければからない塗料を1回しか塗らないなどはその一例ですね。
そんな業者に引っかからないように、見積もりの段階で何を見ていけばいいのか説明いたします。
ポイント1:相場からかけ離れた塗装面積・塗料の金額ではないか
見積もりが、明らかに相場の感覚から外れた金額を提示されているならば危ないです。
大事なのは、安すぎても高すぎてもいけないという点ですね。
安いとラッキーと思ってしまうかもしれませんが、あり得ない金額を提示するということはどこかで手抜きをすることの裏返しでもあります。
3-1-1.外壁塗装の見積もりはだいたいどれくらいの金額や塗装面積なの?
坪数 | 面積 | 相場 |
---|---|---|
20坪 | 約80㎡ | 50万円以上 |
30坪 | 約120㎡ | 70万円以上 |
40坪 | 約160㎡ | 95万円以上 |
50坪 | 約200㎡ | 110万円以上 |
60坪 | 約240㎡ | 130万円以上 |
外壁塗装の金額をざっくりと出すと、これくらいが相場となります。
塗装面積が広くなると、その分値段が上がっているのが分かりますね。
相場の金額より明らか外れているのに、明確な理由がない場合は注意するべきです。
また、基準よりあまりにかけ離れた塗装面積を提示された場合も気を付けましょう。
ただし、住宅の形状によってはちゃんとした原因があって費用が掛かってしまう場合もあるので、複数の業者がすべて相場から外れた金額を出してくるということも頭に置いておくといいですね。
3-1-2.外壁塗装の見積もりに差が出る理由
複数の業者に依頼して見積もりを出してもらった場合、業者によって金額が異なるという状況になります。
工事に必要な様々な費用を含めて外壁塗装の金額は出されますが、全ての業者が同じ単価で外壁塗装をやっているわけではありません。
そのため、自然と業者ごとに見積もりの金額が違ってくるということが起きるんです。
一軒一軒、お家によって状況が異なるので、状況に合わせた見積もりをしていただいて進めていく必要があるというわけです。
ポイント2:数量の欄が一式ばかり使用していたら要注意!
見積もりで数量の欄が一式ばかりを使っている見積もりも危ないです!
見積もりの数量は、現地調査で業者が測定した値が入るものが多いのですが、一式やあまりにキリのいい数字ばかり使っているならしっかりとした調査をしていない可能性があります。
実際あったケースで言うと、一式15万円すると書かれていた足場代が、しっかり面積を計算してくれた他社の見積もりでは10万円ちょっとで済んだ、ということがありました。
複数の業者で見積もりを取っていれば、おかしな数量を出してきたら一発で分かりますので、しっかりチェックしておきましょう。
ポイント3:しっかり塗装箇所について明記があるか
塗装箇所というのは外壁塗装において重要な要素です。
というのも、外壁以外にも住宅には軒樋や破風板、玄関扉など塗装が必要な箇所が多くあります。
見積もりの段階では塗ってもらえると思っていたのに、いざ工事が始まるとベランダは塗ってもらえず、相談したら追加料金がかかるとなるとショックですよね。
そうならないためにも、見積もりの段階からしっかり塗装箇所について明確にしてもらいましょう。
明記してもらった箇所を業者と1つ1つ目で確認していくと、お互い勘違いがない状態で進められますね。
ポイント4:地元で長年経験のある、口コミのある業者か
地元を地盤にして長年続けている業者は、実績もあって信頼できる優良業者です。
なぜなら、地元での評判が悪くなるような外壁塗装をしてしまうと、一気に悪評が広がって仕事がなくなってしまうからです。
見積もりを依頼して、業者について調べるときには
- どれくらい長く塗装業界でやってきたのか
- 地元で実績があるのか
- 口コミや評判はどんな意見が多いのか
について見ておきましょう。
4.外壁塗装の見積もりで失敗しないために知っておくべきこと

見積もりを出してもらってチェックすべきポイントはお分かりいただけたでしょうか。
ここからは実際に見積もりを出してもらうとき、知っておいたほうがいいことについてまとめてみました。
4-1.正しい予算を伝えることが大切
見積もりを出してもらうときに大切なのが、しっかりと今回の外壁塗装に出せる予算の金額を伝えておくことです。
外壁塗装は塗料や塗装箇所を変えることでどこまでも高額にできる工事です。
実際にあったケースでは、本来の価格より2倍も高い費用を請求された人もいます。
なのでしっかり最初に予算を伝えておかないと、お客様の想定外の金額を伝えられてしまうことになってしまいます。
予算のほかにも、何を優先したいのか(塗料の質なのか、塗装箇所を多くしたいのか)を先に伝えておくことで、希望に沿った見積もりを最初から出してもらいやすくなります。
4-2.外壁塗装の見積もりは3社くらいに依頼するのがベスト!
いざ外壁塗装の見積もりを依頼しようとなったとき、何社くらいの業者にお願いするのがいいのでしょうか?
何社に依頼するのが正解というわけではないですが、3社くらいがちょうどいいかと思います。
1~2社だと比較材料が少ないので心もとないですし、4社以上になると見積もりが増えすぎて逆に決めづらくなります。
外壁塗装の窓口のようなサービスを利用して、信頼できる業者に依頼するのがベストですね。
4-3.値引きはタイミングを見計らって伝える!
外壁塗装で値引きをしてもらえる上手なタイミングはあるのでしょうか?
私が外壁塗装の営業としてお客様のところを回っていた頃、値引きの要望を伝えられたことがあるのですが、私もお客様もとても気分よく契約できたケースがあるので、ここでご紹介します。
そのお客様は複数の業者で見積もりを取っておられましたが、私の説明と見積もりに納得されていたようで、感触もよく決めてもらえそうな雰囲気でした。
お客様がそのときおっしゃられたのが、「〇〇万円にしてくれたらあなたのところに決める!」の一言です。
当時の私は値引きの決裁権は持っていなかったので、上司に相談したのち無事に契約となりました。
ここで大事だったのは、
- もう契約する業者をお客様の中で決めておられたこと
- 値引き額が端数値引きといった額だったこと
の2つです。
契約することが決まってない段階での値引きは、他業者との泥仕合になるので業者は応えてくれない場合がほとんどです。
そして値引きする額も、あり得ないような値引き額だと当然不可能になってしまうので、お互いが気分よく納得できる額にとどめておきましょう。
4-4.外壁塗装の見積もりを取ったあとの断り方
見積もりを取った後に、契約しないことになった業者へ連絡を入れるのは言いにくいですよね。
ですが、最近では直接電話で会話しなくてもメールや問い合わせフォームといったところからメッセージを送ることもできるケースも増えてきました。
決して終わったことだからといって、断る業者に何も伝えずに済ませるのではなく、何らかの形で連絡を入れるようにしましょう。
一例としてメールでの断り方のフォーマットを準備したので、参考にしてみてください。
<メール文面>
○○様いつもお世話になっております。○○です。
先日は外壁塗装の件で見積もりいただき、誠にありがとうございました。
貴社の見積もりを検討しましたが、申し訳ありませんが費用の面で折り合いがつかず、今回は見送らせていただくこととなりました。
ご提案いただき誠にありがとうございました。
取り急ぎメールにてご報告申し上げます。では、失礼いたします。
5.失敗しない方法で見積もりを依頼して、信頼できる業者に外壁塗装をお願いしよう

いかがでしょうか?
何も知らずに外壁塗装の見積もりを依頼して工事を進めるより、今回ご紹介したポイントを知ってから進めるのではかなりの違いがあると思います。
外壁塗装は見積もりを取る業者を正しく選択し、ちゃんと見るべきポイントが分かっていれば失敗せずに進めることができます。
優良業者の見極め方としては、
- 清潔感のある身だしなみをしている。
- 話し方が丁寧で分かりやすい説明をしてくれる。
- すぐに見積もりや契約の話をせず、お客様の話を聞いてくれる。
- しっかりした塗装実績があるのかどうか。
- お客様のためになる提案をしてくれる。
という部分を満たしている業者かどうかが大切です。
しっかりとした優良業者に見積もりを依頼して、正しい金額で外壁塗装を進めていきましょう。

外壁の現場を20年仕切っている。外壁塗装は詐欺が多い業界。詐欺を撲滅したい。匿名で業界の事情を暴露します。名前はペンネームです。
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