あなたの見積もりは大丈夫!?正しい外壁塗装の費用の求め方を説明します!

外壁塗装について考えたいけど、一体どれくらいの費用がかかるの?

見積もりを取ってみたけど、正しい費用で出してもらっているのか調べたい・・

こんな悩みを抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?

外壁塗装は高価な買い物ですよね。

それなのに、外壁塗装についてどんな費用がかかるのか、どうしたら費用が求められるのかを知らずに依頼してしまうと、法外な値段で契約していまいあとになって後悔することにもなりえます。

そんな時は、外壁塗装の費用がどれくらいかかるのかを計算して、調べておくと悪質な契約に引っかからずに済みます。

今日は、失敗しないための外壁塗装の費用の出し方・求め方について説明していこうと思います!

1.外壁塗装の費用はどれくらいかかるのか?

まずざっくりと、外壁塗装の費用としてどれくらいの金額がかかるのかお伝えしたいと思います。

坪数 面積 相場
20坪 約80㎡ 50万円以上
30坪 約120㎡ 70万円以上
40坪 約160㎡ 95万円以上
50坪 約200㎡ 110万円以上
60坪 約240㎡ 130万円以上

外壁塗装の費用は、塗装する面積によって大幅に金額が変わります。

おおまかにはこれくらいの金額になるのですが、ここからはより具体的に内訳をみていきましょう。

1-1.外壁塗装の費用の内訳は?

外壁塗装の費用の内訳は、下の表のように分類されています。

費用 割合 詳細
材料費 30% 塗料・養生シート・飛散防止ネット・シーリング剤など、塗装をするためにかかる費用です。この中でも塗料は特に割合が高く、塗料だけで10万円単位で金額が変わってきます。
足場代 20% 塗装工事は仮設足場といって、安定した足場を家の周りに建てます。足場がないと、住宅の高い部分に塗料を塗ることができないので、塗装工事には必ず欠かすことのできない費用です。
人件費 35% 職人さん、または塗装工事に関わる人達を動かすための費用です。割合が大きいため、削りたく思ってしまいますが、塗装をする職人さんの技術によって外壁のキレイさや塗装スピードに差が出てくるので、ないがしろにはできない部分です。
その他 15% 職人さんがお客様のお家まで向かうための交通費や工事で生まれた廃棄物の処分代など、塗装工事をするうえで発生する様々な費用に充てられる費用です。

外壁塗装の費用は、塗料や人件費の他にも、足場などの費用がかかってきます。

では、実際に費用の内訳がどのようになっているのかを知るために、外壁塗装の見積もりを見てみましょう。

今回は試しに40坪の住宅を取り上げてみました。

項目 面積 単価 合計
足場 160㎡(40坪) 700円 112,000円
高圧洗浄 160㎡(40坪) 300円 48,000円
養生 160㎡(40坪) 270円 43,200円
飛散防止ネット 160㎡(40坪) 160円 25,600円
下地補修 14,000円
下塗り(シーラー) 160㎡(40坪) 850円 136,000円
シリコン系塗料 160㎡(40坪) 2,500円
(中塗り・上塗りの合計2回)
400,000円
職人塗装施工代 10人工 20,000円 200,000円
廃材処理・雑費 20,000円
合計 998,800円

外壁塗装の費用は、面積×単価で求めることができます。

40坪の見積もりだったので160㎡で計算していますが、この数字を住宅の広さで置き換えたらそれぞれの坪ごとの内訳がわかりますね。

塗装に必要な材料費、足場の費用、職人さんの人件費、その他工事に必要な雑費など、外壁塗装を行ううえで必要な費用がこうして計算できるのです。

特に費用差出るのが、人件費と材料費です。

腕のいい職人さんだと、単価は高くなってしまうかもしれませんが、塗装が終わった時の見栄えの良さや工事期間を早く終わらせてくれることに期待が持てそうです。

塗料はグレードによって性能やメンテナンス性がかなり違ってきます。

1-2.選ぶ塗料や家の状態によって変わってくる外壁塗装の費用

では実際、選ぶ塗料でどれくらい費用が変わってくるのか見てみましょう。

塗料の種類 単価 耐用年数
アクリル系塗料 1,000~1,200円(1㎡あたり) 4~6年
ウレタン系塗料 1,800~2,000円(1㎡あたり) 7~8年
シリコン系塗料 2,400~2,800円(1㎡あたり) 9~12年
フッ素系塗料 3,800~4,500円(1㎡あたり) 15~20年
光触媒系塗料 5,000~5,500円(1㎡あたり) 15~20年

1番よく使われるのは、一般的に単価も平均的で、10年近く持つといわれるシリコン系塗料です

シリコン系塗料からグレードを変えていくと、性能がよくなって耐用年数が上がると同じように費用もかかってくるということが分かりますね。

ここからは実際にシミュレーションしながら確認していきましょう。

40坪(約160㎡)、シリコン系塗料を使用した場合

項目 面積 単価 合計
足場 160㎡(40坪) 700円 112,000円
高圧洗浄 160㎡(40坪) 300円 48,000円
養生 160㎡(40坪) 270円 43,200円
飛散防止ネット 160㎡(40坪) 160円 25,600円
下地補修 14,000円
下塗り(シーラー) 160㎡(40坪) 850円 136,000円
シリコン系塗料 160㎡(40坪) 2,500円
(中塗り・上塗りの合計2回)
400,000円
職人塗装施工代 10人工 20,000円 200,000円
廃材処理・雑費 20,000円
合計 998,800円

少し大きめの住宅で、人気のある定番のシリコン系塗料を使用した場合は、だいたい100万円前後になります。

この場合、10年後をメドに次回の外壁塗装を考える必要がありそうですね。

30坪(約120㎡)、フッ素系塗料を使用した場合

項目 面積 単価 合計
足場 120㎡(30坪) 700円 84,000円
高圧洗浄 120㎡(30坪) 300円 36,000円
養生 120㎡(30坪) 270円 32,400円
飛散防止ネット 120㎡(30坪) 160円 19,200円
下地補修 12,000円
下塗り(シーラー) 120㎡(30坪) 850円 102,000円
フッ素系塗料 120㎡(30坪) 4,100円
(中塗り・上塗りの合計2回)
492,000円
職人塗装施工代 9人工 20,000円 180,000円
廃材処理・雑費 20,000円
合計 977,600円

少し小さめの30坪の住宅で、メンテナンス性の良いフッ素系塗料を使用すると、同じくこちらも100万円ほどになりました。

こちらだと、次回は15年後に外壁塗装を考える時期がくるということですね。

一例として2つのパターンを計算してみました。

数量を坪数に合わせた数字にして、塗料の単価を希望する塗料に合わせて計算すれば、外壁塗装にかかる費用がある程度見当がつくと思います。

1-3.住宅の状態や付帯物によっても外壁塗装の相場は変わる!

塗料だけでなく、住宅の状態や付帯物によっても外壁塗装の相場は変わってきます。

  • 太陽に当たる時間が長い
  • 車の排気ガスの影響を受けやすい

こうした外壁へのダメージが多いと想像できる場合だと、汚れの付きにくい塗料を使ったほうがいいでしょう。

  • 外壁の材質
  • 窓がどれくらいの数あるのか
  • 外壁塗装と屋根の塗装を一緒にするのか

これらの条件によっても、塗料の種類や塗装面積が違ったりしますね。

屋根を塗装したり張替えするときには必ず足場が必要になります。

なので、できれば外壁と同じタイミングでしたほうが金銭的にメリットが大きいんですよね。

1-4.外壁塗装の相場はあくまでも坪数における平均でしかない

坪数ごとにおける内訳や費用も分かりましたが、ここで大切なのは「外壁塗装の相場は、あくまでも坪数における平均でしかない」ということです。

様々なことを含めて外壁塗装の金額は出されますが、全ての業者が同じ単価で外壁塗装をやっているわけではありません。

そのため、自然と業者ごとに見積もりの金額が違ってくるということが起きるんです。

一軒一軒、おうちによって状況が異なるので、状況に合わせた見積もりをしていただいて進めていく必要があるというわけです。

2.外壁塗装をするときに知っておくべきこと

外壁塗装の相場と、どういった費用がかかってくるのかが分かりました。

いよいよ見積もりを出してもらう段階になるのですが、その前に外壁塗装をする際に知っておいてほしいことがあるのでそれをお伝えしますね。

2-1.外壁塗装に費用をかけるべき?

外壁塗装をするうえで気になるのが、外壁塗装にどこまで費用をかけたらいいのかという点ですね。

結論から言うと、予算が許す範囲でなるべくケチらないほうが良いです。

外壁塗装で大きく費用が変わるのは、塗料と塗装面積です。

安すぎる塗料を使ってしまうとメンテナンスの頻度が増えて余計に費用がかかってしまいます。また、雨戸や塀、樋などの付帯物を塗装しなければ、費用やはすぐできますが見栄えが残念になってしまいます。

そのため、外壁塗装をするときは予算の範囲内でできるだけ費用をかけたほうが後悔しないでしょう。

2-2.外壁塗装にあまりお金をかけられない場合はどうしたらいい?

予算の都合上、どうしても相場の金額が準備できない場合もあると思います。

その時、絶対してはいけないのが外壁塗装に必要な費用の項目を削るということです

例えば、外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りという3ステップで進めていくのが正しい方法なのですが、業者によってはこのステップの一部を抜いて2回しか塗らない安い見積もりを持ってきたりします。

外壁塗装一括まるごと70万円キャンペーン!などはその典型的な例なので注意しましょう。

安くしたいからといって、そうした安い見積もりに釣られてしまうと外壁塗装が終わった後後悔しか残らないと思うので、必要な項目を削るということは考えずに進めてほしいと思います。

見積もりをお願いするときには外壁塗装の窓口のようなサービスを使って複数の業者に依頼するようにしましょう。

複数の見積もりがあることで、正しい内容で塗装をしてくれるところを選ぶこともできます。

1社だけの見積もりだけで進めている時より、値段の面でも頑張ってくれると思いますよ!

3.外壁塗装の費用を求める見積もりの流れについて

では業者に見積もりを依頼するときは、どういった流れになるのかを説明いたしますね。

Step1.塗装業者を探し、連絡してみる

塗装業者といっても、地元の業者だけでも何十社とあると思います。その中からお願いしてもいいかな、と思える業者を選んで依頼しましょう。

また、見積もりは、必ず優良業者に複数依頼をすべきです

見積もりの出し方によって業者ごとそれぞれ単価が違うので、金額が異なるのは当然です。

複数の業者に依頼して、金額を見比べてやたらと高い部分があれば説明を求めて、信頼できそうな業者を選びましょう。

その際、外壁塗装の窓口のような、第三者の目から見て優良と判断された業者に複数見積もりを依頼できるサービスを有効活用すれば、スピーディに安心して見積もりを取ることができます。

Step2.現地調査の日程を決める

外壁塗装を考えていることを伝え、見積もりをするために必要な現地調査の日時を決めましょう。

業者によっては立会い不要でできることもあります。ただ、疑問を解消できる機会なのでなるべき、対応できる日時にすると良いでしょう。

Step3.現地調査を行っていただく

基本的にお客様の外壁を見て回るので、庭の中やガレージに入ることはあっても家の中に入ることはありません。外壁の劣化具合や家の形状を確認して、面積を測るという調査内容になります。

先ほども紹介したようなキャンペーンなどは、住宅がどんな形状をしているのか、どれくらいの面積なのかを完全無視して同じ値段でやっているのですから、ちゃんとした項目ごとの費用が出ているはずがありません。

正確に費用を出してもらうためには、必ず現地調査をしてもらいましょう。

Step4.現地調査の内容から見積もりが作られます

現地調査で分かった塗装面積や外壁の状態を用いて、見積もりが作成されます。業者からはなぜこの値段になったかなどの説明があるはずなので、不明な箇所については遠慮なく質問しましょう。

見積もりを作ってもらうときは、住宅の図面のコピーがあれば、業者に渡しておくとさらに良いです。

図面があれば、住宅の正確な面積もわかるので塗装面積についても正確な数字が出てくるはずです。

また、見積もりを作ってもらうときは、希望をきっちり伝えておくことも大切です。

次の外壁塗装はいつごろで考えているとか、外壁のここの部分は塗らなくてもいいと思っているとか、そういった違いで外壁塗装の費用は大きく変わってきます。

見積もりが出てからでも変更はできますが、怖いのは希望が業者に伝わっていなかった場合です。

お客様はやってくれると思っていたのに、いざ塗装が始まると塗装範囲と違う・・なんてことになってしまうと、追加で費用がかかってくるでしょう。

なので、しっかりと見積もりの段階で希望の条件は細かく業者に伝えておきましょうね。

Step5.内容に納得し、外壁塗装をお願いしようと決意できたら申し込み

見積もりの内容について納得でき、これで外壁塗装を依頼しようと決意できた場合は契約となります。現地調査や見積もりをしてもらったからといって、必ず契約しなければいけないものでもなく、その日中に答えなければならないわけでもありませんのでご安心ください。

安心して任せられる塗装業者を見極めるポイント

複数見積もりを取ったはいいけれど、どこの業者が安心して任せられる業者か見極めるのは難しいですよね。

そこで、具体的に優良業者だと見極めるためのポイントをご説明いたします。

見積もりの書き方や会社のホームページなどから判断することができます。

  • 使用する塗料の量をしっかり明記している。
  • 家のどこの部位にどの塗料を使うのか細かい説明が書かれている。
  • なぜその塗料を選んだのか、きちんとした説明があること。
  • しっかりした塗装実績があるのかどうか。
  • その土地に根付いた経営をしている業者なのかどうか。
  • 悪質な業者は見積もりの部分で明確な量を出さず、一式などの言葉でうまくまとめていたり、塗装部位を書いていないことが多いです。

そしてあとになってからこの部分の塗装が必要だと言って追加の料金を請求したりするのです。

塗装実績は、業者のホームページの情報を見れば載っているはずなので、一度ご覧になってみてくださいね。

実績が長い業者だと、外壁塗装後のメンテナンスに至るまで安心して任せられる業者だと言えると思います。

また、地元に根付いた地域密着型の業者なら、悪質な外壁塗装を行って悪い口コミが広がることは最も避けなければならないので、信頼度は高いでしょう。

4.外壁塗装を考えるうえで気を付けるべきポイントは?

外壁塗装を考えるうえで、気を付けなければならないポイントについて見てみましょう。

見積もりをお願いして、外壁塗装の依頼をすればいいだけではないんです。

外壁塗装では様々なトラブルが起こります。

例えば塗装中の近隣からのクレーム

塗料の匂いがきついとか、足場に業者がいて窓からのぞき込まれているように感じるなど。

しかし、一番重大なトラブルとして考えられるのが悪質な業者と契約してしまって、塗装してからすぐに塗料が剥がれたり法外な金額を請求されることですね。

ここからは、そんなトラブルに巻き込まれないためにもできるポイントを説明していきます!

ポイント1.外壁塗装は時期選択が重要!

近隣トラブルを防ぐためには、塗装工事の事前の挨拶や近隣さんとのコミュニケーションももちろん大切ですが、時期選択によってある程度予防することもできます。

外壁塗装の近隣トラブルの引き金となりやすいのが

  • 塗装期間が長くなって近隣さんの不満がたまってくる
  • 塗料の匂いで窓を開けられないのが困る
  • 業者さんの声や存在が気になってしょうがない

といったことです。

これを避けるためには塗装期間をできるだけ短く済む時期、そしてあまり窓を開けなくてもいいような季節ということになりますね。

塗装を短く済ますということは、日照時間が長く、雨のあまり降らない時期ということです。

窓を開けなくていいような季節というのは秋から春にかけてですね。

つまり梅雨時や台風の多い秋、日照時間が短い冬、窓を開けないと辛い夏の時期は避けておいた方が無難ということです。

なので外壁塗装の時期として、春の時期は人気が出ます。

これはトラブルを避ける意味だけでなく、塗装期間中をお客様ができる限り快適に過ごすためにも必要なことなので、ぜひ意識してみてくだだいね。

ポイント2.外壁塗装の費用の支払い方も確認しておこう

いよいよ業者も決まったし、あとは金額の支払いです。

事前にどんな支払い方になるのかを知っておけば、心の準備もしやすく安心ですよね。

優良業者が一番採用しているのが、塗装工事完了後に100%支払うというケース。

ちゃんと塗装が終わった後に全額支払うというのが、お客様としても一番安心できます。

資金繰りが苦しく、塗料を工事中に準備できないような業者だと、全額前払いになっていたりします。

そういったところは、今後続いていくか怪しい業者なので、家の外壁を任せるには不安ですね。

ポイント3.違約金の制度に注意する

支払いで気を付けておかないといけないのが、違約金の制度です。

外壁塗装を契約すると、職人の手配や塗料の発注などで工程が進んでしまいます。

そこでお客様都合で契約のキャンセルを申し出ると、契約金の何%かをお客様負担で支払う必要があるという制度です。

これ自体は何もおかしいものではないのですが、制度を悪用する業者がいるので注意してください。

例えば「いつでもキャンセルできるのでとりあえず申し込みしておきましょう」などといった言葉でお客様を契約させて、いざキャンセルしようとすると制度のことを持ち出して違約金を支払わせるといった感じです。

決して業者の口車に乗せられないことと、もしもキャンセルする場合でも契約して8日以内であればクーリングオフ制度が使えるので、違約金は発生しないと覚えておきましょう。

5.費用だけでは決められない!後悔しない外壁塗装にしましょう!

外壁塗装の費用は、家の広さで大まかな値段を出すことはできます。

しかし、使用する塗料や家の状態によって費用は大きく左右されるので、実際にどれくらいかかるのかは見積もりしてもらうのが一番です。

外壁塗装の業者を選ぶ際は、多くの業者の中からお客様が信頼できる優良業者を見つけて選んでいただきたいと思います。

決して費用が安い=いい外壁塗装ができるわけではないので、現地調査や見積もりの内容を見て納得できたらお願いするようにしましょう。

外壁塗装は安い買い物ではないので、後悔しないよう一生付き合えるような信頼できる業者に依頼することが非常に大事です。

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