外壁塗装って一体どれくらいの値段するものなんだろう・・
そう感じている人も多いのではないでしょうか?
外壁塗装って安すぎて質が悪かったら困るし、高すぎて払い過ぎになっても大変ですよね。
今回はそんな悩みを抱えている方に対して、
- 外壁塗装の相場とその計算式
- 外壁塗装をするときに知っておいてほしいこと
- 外壁塗装を考えるときに気を付けておくべきポイント
という点についてお話していきたいと考えています。
外壁塗装について考えていきたい人にぜひ読んでいただきたいです!
この記事の目次
1.外壁塗装の相場について

まずは、外壁塗装の大まかな相場を知っておきましょう。
どれくらいの相場なのかを知っておくと見積もりを取るときにも役立ちます。
ここでは、坪数ごとの相場をご紹介します。まずは以下の相場を確認してみましょう。
1-1.坪数ごとの外壁塗装の相場単価
坪数 | 面積 | 相場 |
---|---|---|
20坪 | 約80㎡ | 50万円以上 |
30坪 | 約120㎡ | 70万円以上 |
40坪 | 約160㎡ | 95万円以上 |
50坪 | 約200㎡ | 110万円以上 |
60坪 | 約240㎡ | 130万円以上 |
塗装する面積によって値段は変わってくるので、坪数によってそれぞれの値段を出してみました。
外壁塗装の相場は、住宅の塗装する面積によって値段が大きく変わってきます。
一般的な大きさである40坪の住宅だと、外壁の塗装で95万円以上はかかってくるのが相場ということですね。
ただ、ざっくりと値段が分かっても、どの部分にどんな費用がかかっているのか分からないと不安になりますよね。
ここからは、外壁塗装全体としていくらかかるかは分かったけど、その内訳について詳しくお伝えしていこうと思います!
1-1-1.外壁塗装の内訳と費用を知るための計算式
では、実際に費用の内訳がどのようになっているのかを知るために、外壁塗装の見積もりを見てみましょう。
今回は試しに40坪の住宅を取り上げてみました。
項目 | 面積 | 単価 | 合計 |
---|---|---|---|
足場 | 160㎡(40坪) | 700円 | 112,000円 |
高圧洗浄 | 160㎡(40坪) | 300円 | 48,000円 |
養生 | 160㎡(40坪) | 270円 | 43,200円 |
飛散防止ネット | 160㎡(40坪) | 160円 | 25,600円 |
下地補修 | 14,000円 | ||
下塗り(シーラー) | 160㎡(40坪) | 850円 | 136,000円 |
シリコン系塗料 | 160㎡(40坪) | 2,500円 (中塗り・上塗りの合計2回) |
400,000円 |
職人塗装施工代 | 10人工 | 20,000円 | 200,000円 |
廃材処理・雑費 | 20,000円 | ||
合計 | 998,800円 |
外壁塗装の費用は、面積×単価で求めることができます。
40坪の見積もりだったので160㎡で計算していますが、この数字を住宅の広さで置き換えたらそれぞれの坪ごとの内訳がわかりますね。
塗装に必要な材料費、足場の費用、職人さんの人件費、その他工事に必要な雑費など、外壁塗装を行ううえで必要な費用がこうして計算できるのです。
1-2.塗料の種類によって変わる外壁塗装の相場
単価以外にも、外壁塗装で使用する塗料の種類によっても相場は大きく変化します。
塗料の種類 | 単価 | 耐用年数 |
---|---|---|
アクリル系塗料 | 1,000~1,200円(1㎡あたり) | 4~6年 |
ウレタン系塗料 | 1,800~2,000円(1㎡あたり) | 7~8年 |
シリコン系塗料 | 2,400~2,800円(1㎡あたり) | 9~12年 |
フッ素系塗料 | 3,800~4,500円(1㎡あたり) | 15~20年 |
光触媒系塗料 | 5,000~5,500円(1㎡あたり) | 15~20年 |
上の図は、外壁塗装で主に使用される塗料の単価と、耐用年数についてまとめた表です。
安くてあまり長持ちしない塗料から性能がいいけれど高価な塗料まで、様々な種類がありますね。
よく使われるのは、耐用性能がよくて単価も平均的な、シリコン系塗料。
その他の塗料と比べると、耐用年数の長さによって、単価が大きく違ってくるのが分かると思います。
耐用年数が長いものを選べば、値段は高くなりますが次回外壁塗装をするまでの期間が長くなるので、将来的な塗装費用を安くすることができます。
なるべく安く抑えたいという気持ちもわかりますが、塗料は予算とメンテナンス性の2点を考慮して決めるようにしましょう。
1-3.住宅の状態や付帯物によっても外壁塗装の相場は変わる!
塗料だけでなく、住宅の状態や付帯物によっても外壁塗装の相場は変わってきます。
- 太陽に当たる時間が長い
- 車の排気ガスの影響を受けやすい
こうした外壁へのダメージが多いと想像できる場合だと、汚れの付きにくい塗料を使ったほうがいいでしょう。
- 外壁の材質
- 窓がどれくらいの数あるのか
- 外壁塗装と屋根の塗装を一緒にするのか
これらの条件によっても、塗料の種類や塗装面積が違ったりしますね。
屋根を塗装したり張替えするときには必ず足場が必要になります。
なので、できれば外壁と同じタイミングでしたほうが金銭的にメリットが大きいんですよね。
一軒一軒、おうちによって状況が異なるので、状況に合わせた見積もりをしていただいて進めていく必要があるというわけです。
1-4.外壁塗装の相場はあくまでも坪数における平均でしかない
坪数ごとにおける内訳や費用も分かりましたが、ここで大切なのは「外壁塗装の相場は、あくまでも坪数における平均でしかない」ということです。
様々なことを含めて外壁塗装の金額は出されますが、全ての業者が同じ単価で外壁塗装をやっているわけではありません。
そのため、自然と業者ごとに見積もりの金額が違ってくるということが起きるんです。
2.外壁塗装をするときに知っておくべきこと

外壁塗装の相場と、どういった費用がかかってくるのかが分かりました。
いよいよ見積もりを出してもらう段階になるのですが、その前に外壁塗装をする際に知っておいてほしいことがあるのでそれをお伝えしますね。
2-1.外壁塗装に費用をかけるべき?
外壁塗装をするうえで気になるのが、外壁塗装にどこまで費用をかけたらいいのかという点ですね。
結論から言うと、予算が許す範囲でなるべくケチらないほうが良いです。
外壁塗装で大きく費用が変わるのは、塗料と塗装面積です。
まず塗料ですが、安すぎる塗料を使ってしまうとメンテナンスの頻度が増えて余計に費用がかかってしまいます。
また、塗装面積は外壁だけじゃなく雨戸や塀、樋などの部分を含めるかどうかで費用は変わります。
少しでも値段を抑えるためには、雨戸や塀、樋などの付帯物を塗装しないほうが良いでしょう。しかし、そうなると、せっかく外壁がキレイになったのに付帯物のせいで残念な見栄えになってしまいます。
そのため、外壁塗装をするときは予算の範囲内でできるだけ費用をかけたほうが後悔しないでしょう。
2-2.外壁塗装にあまりお金をかけられない場合はどうしたらいい?
予算の都合上、どうしても相場の金額が準備できない場合もあると思います。
その時、絶対してはいけないのが外壁塗装に必要な費用の項目を削るということです。
例えば、外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りという3ステップで進めていくのが正しい方法なのですが、業者によってはこのステップの一部を抜いて2回しか塗らない安い見積もりを持ってきたりします。
外壁塗装一括まるごと70万円キャンペーン!などはその典型的な例なので注意しましょう。
安くしたいからといって、そうした安い見積もりに釣られてしまうと外壁塗装が終わった後後悔しか残らないと思うので、必要な項目を削るということは考えずに進めてほしいと思います。
見積もりをお願いするときには外壁塗装の窓口のようなサービスを使って複数の業者に依頼するようにしましょう。
複数の見積もりがあることで、正しい内容で塗装をしてくれるところを選ぶこともできます。
1社だけの見積もりだけで進めている時より、値段の面でも頑張ってくれると思いますよ!
3.正確に費用を出してもらうためのポイント

それでは、外壁塗装に必要な項目をしっかり含めていて、安くて質のいい正確な費用を出してもらうためにはどうすればいいのかを説明しますね。
ポイント1.現地調査をしていただいてから見積もりを取って費用を出してもらう
先ほども紹介したようなキャンペーンなどは、住宅がどんな形状をしているのか、どれくらいの面積なのかを完全無視して同じ値段でやっているのですから、ちゃんとした項目ごとの費用が出ているはずがありません。
正確に費用を出してもらうためには、必ず現地調査をしてもらいましょう。
ポイント2.住宅の図面を業者に渡しておく
続いて見積もりの時、住宅の図面のコピーがあれば、業者に渡しておくことですね。
図面があれば、住宅の正確な面積もわかるので塗装面積についても正確な数字が出てくるはずです。
ポイント3.業者に自分の予算を伝えておく
そして、業者に自分のある程度の予算を伝えておくことです。
予算が分かれば、その範囲内に収まるように業者も使用する塗料を選べるので、より希望に近い見積もりが出てくるでしょう。
4.外壁塗装を考えるうえで気を付けるべきポイントは?

外壁塗装を考えるうえで、気を付けなければならないポイントはたくさんあります。
ただ見積もりをお願いして、必要な項目と値段が分かればOKというわけではないんです。
外壁塗装では様々なトラブルが起こることが考えられます。
例えば塗装中の近隣からのクレーム。
塗料の匂いがきついとか、足場に業者がいて窓からのぞき込まれているように感じるなどなど。
しかし、一番重大なトラブルとして考えられるのが悪質な業者と契約してしまって、塗装してからすぐに塗料が剥がれたり法外な金額を請求されることですね。
ここからは、そんなトラブルに巻き込まれないようにするためのポイントを紹介していきます!
ポイント1.見積もりは優良業者に複数依頼すべき!
外壁塗装の見積もりは、必ず優良業者に複数依頼をすべきです。
見積もりの出し方によって業者ごとそれぞれ単価が違うので、金額が異なるのは当然です。
複数の業者に依頼して、金額を見比べてやたらと高い部分があれば説明を求めたり、他の業者に変えたりすればいいのですが、ポイントは優良業者に依頼することですね。
外壁塗装の窓口のような、第三者の目から見て優良と判断された業者に複数見積もりを依頼できるサービスを有効活用すれば、スピーディに安心して見積もりを取ることができます。
ポイント2.安心して任せられる塗装業者を見極めよう!
複数見積もりを取ったはいいけれど、どこの業者が安心して任せられる業者か見極めるのは難しいですよね。
そこで、具体的に優良業者だと見極めるためのポイントをご説明いたします。
見積もりの書き方や会社のホームページなどから判断することができます。
- 使用する塗料の量をしっかり明記している。
- 家のどこの部位にどの塗料を使うのか細かい説明が書かれている。
- なぜその塗料を選んだのか、きちんとした説明があること。
- しっかりした塗装実績があるのかどうか。
悪質な業者は見積もりの部分で明確な量を出さず、一式などの言葉でうまくまとめていたり、塗装部位を書かずにあとになってからこの部分の塗装が必要だと言って追加の料金を請求したりします。
塗装実績は、業者のホームページの情報を見れば載っているはずなので、一度ご覧になってみてくださいね。
実績が長い業者だと、外壁塗装後のメンテナンスに至るまで安心して任せられる業者だと言えると思います。
ポイント3.外壁塗装は時期選択が重要!
近隣トラブルを防ぐためには、塗装工事の事前の挨拶や近隣さんとのコミュニケーションももちろん大切ですが、時期選択によってある程度予防することもできます。
外壁塗装の近隣トラブルの引き金となりやすいのが
- 塗装期間が長くなって近隣さんの不満がたまってくる
- 塗料の匂いで窓を開けられないのが困る
- 業者さんの声や存在が気になってしょうがない
といったことです。
これを避けるためには塗装期間をできるだけ短く済む時期、そしてあまり窓を開けなくてもいいような季節ということになりますね。
塗装を短く済ますということは、日照時間が長く、雨のあまり降らない時期ということです。
窓を開けなくていいような季節というのは秋から春にかけてですね。
つまり梅雨時や台風の多い秋、日照時間が短い冬、窓を開けないと辛い夏の時期は避けておいた方が無難ということです。
なので外壁塗装の時期として、春の時期は人気が出ます。
これはトラブルを避ける意味だけでなく、塗装期間中をお客様ができる限り快適に過ごすためにも必要なことなので、ぜひ意識してみてくだだいね。
ポイント4.外壁塗装の費用の支払い方も確認しておこう
いよいよ業者も決まったし、あとは金額の支払いです。
事前にどんな支払い方になるのかを知っておけば、心の準備もしやすく安心ですよね。
優良業者が一番採用しているのが、塗装工事完了後に100%支払うというケース。
ちゃんと塗装が終わった後に全額支払うというのが、お客様としても一番安心できます。
資金繰りが苦しく、塗料を工事中に準備できないような業者だと、全額前払いになっていたりします。
そういったところは、今後続いていくか怪しい業者なので、家の外壁を任せるには不安ですね。
ポイント5.追加料金に注意する
外壁塗装を進めていく中で、場合によっては最初の見積もり以外で追加の費用を請求される場合があります。
それが以下のケースです。
- 塗装最中に住宅の劣化が見つかり、劣化を修復しないと外壁塗装が進められない場合
- 見積もりが出た後に、お客様の要望が追加で出た場合
いくら塗装前に人の目で確認をしても、実際に塗装をするときになって出てくる問題はあるものです。
私が外壁塗装の仕事を始めて間もないころ遭遇したケースが、ベランダの軒下を塗ろうとしたら材質が朽ちていて、塗ってもすぐに塗料が剥がれてしまうという問題でした。
目視だけで分からない問題は、築年数が長い住宅ほど出てきやすいので、その場合は軒下の塗装を諦めるか、修復費用を追加で支払うかのどちらかになってしまうのです。
また、見積もりが出たあとでお客様の要望で塗装箇所が増えたり、塗料の種類が変わったりするとその分の追加費用は請求されます。
5.相場を知って、やって良かったと思える外壁塗装にするために

いかがだったでしょうか。
外壁塗装の大体の相場の計算方法や、外壁塗装をするときに知っておいて欲しいこと、気を付けておくポイントについて理解していただけたかと思います。
外壁塗装をやって良かったと思えるものにするには、ただ相場を知っているだけではなく様々な知識が必要なんです。
特に悪徳業者から身を守り、優良業者と繋がっていくことは必ず外せない条件でしょう。
なので、これから見積もりについて考えていこうと思っている方はぜひ、外壁塗装の窓口のようなサービスで複数の優良業者に見積もりを依頼して、外壁塗装が安くて質の良い素晴らしいものになるようにしてみてくださいね。

外壁の現場を20年仕切っている。外壁塗装は詐欺が多い業界。詐欺を撲滅したい。匿名で業界の事情を暴露します。名前はペンネームです。
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