サイディングとは?特徴から失敗しない業者の選び方まで解説します

サイディングについてお調べ中ですね。

サイディングは、耐久性や耐水性に優れた外壁材。おしゃれなデザインも豊富で費用も安いため現在最もメジャーな外壁材の1つになっています。

ただ、住居環境によっては使うサイディングに向き不向きがあり、間違ったものを選んでしまうと、劣化しやすくなるため注意が必要です。

そこでこの記事では、サイディングの特徴から正しい選び方まで解説します。

ぜひ参考にしてください。

1.サイディングとは?

サイディングとは、建物の外壁に使う外壁材の1種です。

工場にてあらかじめ作られた板(サイディングボード)を壁に貼っていくことで外壁が完成します。

モルタル壁(塗り壁)よりも新築を建てるときの工事費が安く、デザインも豊富なので、現在では一般住宅の7~8割がサイディングを使っています。

サイディングの特徴

ここでは、サイディングの特徴を一昔前まで主流だったモルタル壁(塗り壁)と比較して見ましょう。

  サイディング モルタル壁
メリット
  • 施工時間が短い
  • 施工が安価(新築時)
  • 軽量
  • 耐久性、耐水性、耐火性に優れている
  • 色やデザインが豊富
  • 品質が安定している
  • 耐久性、耐水性、耐火性に優れている
  • デザインの自由度が高い
  • コーキング不要で繋ぎ目がない
デメリット
  • 熱を吸収しやすい
  • コーキングの劣化がある
  • メンテナンス費用が高め
  • 施工に時間がかかる
  • 材料費や工費がかかる
  • ヒビが入りやすい
  • 汚れやすい

モルタル壁は、職人が1つ1つ手作業で仕上げていくため費用と時間がかかります。

また、経年劣化によって表面がひび割れするリスクもあります。よく古い建物の外壁にヒビが入っていることがありますが、これは塗装の経年劣化が原因です。

サイディングなら、板を張り合わせるだけなので特殊な技術が不要。工事も短時間で完了するため、費用も安く抑えることが可能です。

さらに、耐水性や対天候性も考えて作られるため、塗り壁に比べて劣化しにくい特徴があります。

2.サイディングの耐用年数

サイディングはモルタル壁(塗り壁)よりも劣化しにくいのですが、メンテナンスが全く必要ないわけではありません。

サイディングの耐用年数はおよそ7~8年だと考えましょう。

一般的なサイディングは、セメント質と繊維質で作られているため、吸水性があります。外壁の表面には、防水性を保つための塗装が施されていますが、塗装が劣化すると雨を吸収し、建物自体の構造に大きな悪影響を当たる可能性があります。

目安として、以下のような症状が現れたら修繕が必要です。

  • シーリングの劣化
  • チョーキング
  • サイディングボードの反り
  • ヒビ割れや剥がれ

ここでは、聞き慣れない「シーリングの劣化」と「チョーキング」について解説しておきましょう。

シーリング材の劣化

シーリングとは、写真ようなサイディングボートの間にできた隙間を埋める材料のことです。

シーリングが劣化すると、防水性が薄れ、外壁材の腐食に繋がってしまいます。そのため、シーリングの劣化にはとくに気をつける必要があります。

チョーキング

チョーキングとは、壁に触ると手が白くなる現象のことです。チョーキングは、外壁表面の塗膜が防壁効果を失っている状態です。

この状態になったら、すぐに修繕が必要になります。

7~8年に1回はメンテナンスをしよう!

このように、サイディングはメンテナンスを怠ると重大な問題につながります。

建物自体の構造にダメージが出ていると、大掛かりな修繕が必要になり、費用がかさむ可能性も考えられます。そのため、約7年に1回はメンテナンスをするようにしましょう。

3.サイディングの種類と特徴

サイディングには、大きく分けて4種類のタイプがあります。

それぞれ特徴が違うため、サイディングを選ぶ際はメリットとデメリットをしっかりと確認しておくことが重要です。

ここからは、順番に各サイディングの特徴について見て行きましょう。

種類 メンテナンス
周期
新築費用
(30坪の目安)
耐久性 防水性 防火性 遮音性 断熱性 防汚性 防傷性 施工性
窯業系 7~10年 100〜200万円
樹脂系 30年程度
(ほとんど不要)
150〜300万円
木材系 7~10年 200~400万円 ×
金属系 10~15年 120〜260万円

◎優れている ◯適している △普通 ×不適

まずは、もっとも多く使われている窯業系サイディングから解説していきます。

3-1.窯業系サイディング

窯業系サイディングは、セメント質と繊維質を混ぜ合わせて作られた外壁素材です。

施工やメンテナンスが楽にできて、工期も短め。もっともバランスが取れた外壁素材だと言えます。

デザインも豊富で、レンガ風・タイル風・石積み風などおしゃれなラインナップが多く、住宅の外壁材によく利用されます。

さらに、最近では汚れにくいコーティングが施されたタイプなどが登場しています。

メリット

  • 地震に強い
  • 某耐火性に優れている
  • デザインが豊富
  • 価格帯が比較的安い

デメリット

  • 蓄熱しやすい

こんな人にオススメ

迷ったら窯業系サイディングを選びましょう。また、おしゃれな外壁を選びたい人にも向いています。

窯業系サイディングについて、詳しく知りたい人は『窯業系サイディングとは?メリットや費用を徹底解説!』の記事をご覧ください。

3-2.樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂製の外壁材。アメリカでは外壁材全体の50%を超えるシェアを誇っている新しいタイプの外壁材です。

1番の特徴は耐久性が強いところ。塩害や凍害などにも強く耐天候性に優れていて、寒冷地方で利用されています。

また、シーリングが使われていないため、窯業系サイディングのように経年劣化でシーリングの補正が必要になることがありません

薄く設計されているので、他のサイディングと比べて遮音性は劣ります。

メリット

  • 耐天候性・対防水・耐久性に優れている
  • 目地の補修がいらない
  • 窯業系に比べて軽い
  • 再塗装が不要(表面塗装でなく、顔料が練り込まれているため)
  • 破損の際、部分的な張替えが出来る

デメリット

  • 他デザインに比べて遮音性は劣る

こんな人におすすめ

塩害や凍害、雨風に悩まされている地域にお住いの方におすすめです。

樹脂系サイディングについて、詳しく知りたい人は『樹脂サイディングとは?利点や欠点を知って他の種類と比較しよう!』の記事をご覧ください。

3-3.木材系サイディング

木材系サイディングは、炭化処理した天然木に塗装を施した外壁材です。

天然水を使っているため、デザインに独自の風合いがあり、年が経つにつれ色合いの変化を楽しめます。

最近では、不燃処理を施したタイプも増え、防火指定地域でも使用することができます。

一方、水への耐久性が弱く、木が腐らないようにこまめなメンテナンスが必要です。

また、他のサイディングと比較すると費用は高めです。

メリット

  • 木の温かみある外壁になる
  • 本物の天然水を使っている

デメリット

  • 価格は高め
  • 耐火性・対汚性・防水性が他デザインより劣る

こんな人におすすめ

天然木を使った外壁デザインにしたい人。

木材系サイディングについて、詳しく知りたい人は『木造サイディングを考えている人必見!メリットや注意点を解説』の記事をご覧ください。

3-4.金属系サイディング

金属系サイディングは、ガルバリウム・アルミニウム・ステンレスなどでできた外壁材です。

金属製なので、窯業系サイディングと比べて長期間メンテナンスが必要なく、浸水の心配もありません

その他、断熱性・耐久性・対天候性も高いため、気温の変化が激しい寒冷地などに適しています。

メリット

  • 長期間メンテナンスフリー
  • 金属なので防水性が高い
  • 耐天候性に優れている

デメリット

  • 価格が高い

こんな人におすすめ

塩害や凍害、雨風に悩まされている地域にお住いの方。また、メンテナンスの手間を少なくしたい人にもおすすめです。

金属サイディングについて、詳しく知りたい人は『金属サイディングを考えている人必見!メリットや注意点を解説』の記事をご覧ください。

4.正しいサイディングの選び方

サイディングを選ぶときは、必ず業者の人と相談をして決めるようにしてください。

なぜなら、住んでいる地域によって適しているサイディングは違うからです。

もし安さやデザインだけでサイディングを選んでしまうと、劣化しやすく、維持費に費用がかかってしまう可能性があります。

そのような事態を防ぐためにも、サイディングを選ぶときは業者に相談することが重要です。

サイディングのリフォームもできる業者を選ぼう

  塗装工事店 リフォーム
工事店
工務店 大手
塗装
サイディング張り替え
サイディング重ね塗り

サイディングの外壁リフォームはすべての工事業者ができるわけではありません

塗装業者によってはサイディングの塗装はできるけど「張り替えや重ね貼りなどの外壁リフォームはできない」というケースがあります。

そのため、サイディングはメンテナンスが必須なので、あらかじめ張り替えや重ね貼りもできる業者に依頼するようにしましょう。

ただし、悪徳業者に引っかかる可能性があるので業者はよく吟味して選びましょう。

「自社独自開発」と言う業者には注意!!

独自開発をした塗料を使っているという業者には注意が必要です。

特に「一度塗ると30年持ちますよ!」等と、15年以上持つと言い張る業者は嘘をついています。

現在はそういった塗料の開発はされていません。独自開発と言っている塗料も、ラベルを張り替えているだけの可能性が高いです。

そのため、自社独自開発をアピールしている業者は選ばないようにしてください。

業者選びに失敗しないための3つのポイント

サイディングを依頼するときは、次の3ついずれかの業者に頼むのが良いでしょう。

・地域密着型のリフォーム業者

・サイディングの外壁リフォーム事例が多い業者

・元請けで対応してくれる業者

地域密着型のリフォーム会社の場合、1つでも悪い噂が立つと仕事ができなくなるため、きちんとした仕事をしてくれると考えられます。また、地域にあった外壁について熟知している可能性も高いので、長期的に考えて良い関係を気づける可能性が高いと言えます。

事例が多い業者ほど実績があるため安心ですね。

最後に元請けで対応してくれることも重要なポイントです。まず、下請けに流す会社だと、「中間マージン」が発生してリフォーム費用が高くなります

さらに、万が一何か施工の不手際があった場合、下請けと元請けでの責任のなすりつけ合いなどが発生し、あなた自身が被害を受けます。

そのため正しく業者を選ぶときは、3つのポイントをしっかりと意識しておくことが重要です。

見積もりサイトを使うなら「外壁塗装の窓口」がおすすめ

見積もりサイトは検索すればたくさん出てきますが、その中でも特におすすめしたいのが、「外壁塗装の窓口」です。

外壁塗装の窓口が見積もりサイトの中で優れているのは、人気のある業者の中から見積もりを出してくれる点です。

外壁塗装の窓口は、全国1,500社以上の人気優良加盟店の中から料金を見積もりしてくれます。

そのため、質が良くて料金が安い、厳選された業者に外壁塗装を依頼することができるんです

見積もりした額が満足できなければ、見積もりをすぐに止めることもできるので、「とりあえず見積もりたい」という場合でも十分活用できます。

このように、外壁塗装の質を保ったままで、少しでも料金を安く抑えたい場合は「外壁塗装の窓口」のような見積もりサイトで業者の比較を行うようにしましょう。

⇒ 「外壁塗装の窓口」の公式サイトはこちら

5.サイディングの塗装や張り替えの費用について

さいごにサイディングのメンテナンスにかかる費用について解説しておきます。

サイディングを綺麗にする方法は次の3種類。費用感は下記の表のとおりです。

45坪の家の相場(塗料はシリコンを想定)

工事内容 価格
シーリングの打ち替え・打ち増し 20万円~
サイディングボードの塗り替え 150万円~
サイディングボードの張り替え 200万円~

それではひとつ一つ説明していきます。

シーリングのみ打ち替え・打ち増し

シーリングがボロボロになったときは、シーリングを張りなおします(打ち替え)。

古いシーリングの上から、新しいシーリングを塗る方法(打ち増し)もありますが、耐久性が劣ってしまうので避ける方が良いでしょう。

できる限り打ち替えでメンテナンスをするようにしましょう。

サイディングボードの塗り替え

サイディングボードがあまり劣化していないときは、サイディングボードの塗り替えを行います。

まずは、まずはシーリングを綺麗に打ち直し、それから、「下塗り」「中塗り」「上塗り」を行います。

もし、メンテナンスを怠ってサイディングボードが劣化してしまうと、張り替えが必要になるため注意が必要です。

塗り替えについて詳しくは、『サイディングの塗り替えの周期って?注意点や費用を抑えるポイント』をご覧ください。

サイディングボードの張り替え(一番コストがかかる!)

サイディングの劣化具合によっては、塗り替えできないことがあります。

その場合、サイディングボードを剥がして新しいボードに張り替える必要があります。

サイディングボードの張り替えは、1番コストがかかってしまうので、定期的に塗り替えやリーリングのメンテナンスを行うことが大切です。

まとめ

今回はサイディングについて解説しました。

サイディングは現在最もメジャーな外壁材です。

費用が安く、耐久性やデザインも良いので、住宅の外壁を選ぶときの第一の選択肢になるでしょう。

地域によって向いているサイディングの材料は違うのでよく吟味して選ぶようにしてください。

外壁の現場を20年仕切っている。外壁塗装は詐欺が多い業界。詐欺を撲滅したい。匿名で業界の事情を暴露します。名前はペンネームです。