見積書のウレタン塗料ってシリコン塗料と何が違うの?

自宅の外壁の塗り替えを業者に依頼した時、そこには聞いたことない塗料の名前が書いてありますよね「ウレタン塗料」ってなんだろう?と調べたりするかもしれません。

ウレタン塗料というのは、少し前は、外壁や屋根のメインで使われていた代表的塗料だったのですが、現在では「シリコン塗料」がメインになっています。なぜなら「シリコン塗料」のほうが耐用性が長いので、長期的に見るとコストがウレタン塗料だと高くなるからです。しかし用途によっては、ウレタンはまだまだ使われている塗料なんです。

例えば、木部にはシリコン塗料は塗ることはできませんので、ウレタン塗料が使われますし、ウレタン塗料は弾力性が強いから、コンクリートやモルタルのような、ひび割れ(クラック)する素材にはウレタン塗料が重宝されています。

本日は30年外壁塗装の親方をやっている筆者が、「シリコン塗料」と比較しながら、「ウレタン塗料」を解説するから最後まで読んでくださいね。

まだまだ現役のウレタン塗料の特徴とは?

ウレタン塗料のメリット

✔価格がシリコンより安い
✔木の材質との相性がいい。

✔コンクリートやモルタル素材のひび割れしやすい素材に使われる。
✔耐候性、耐水性、耐薬性に優れ、コストの割にトータル機能が高い。
✔密着性が高い

木材やコンクリート、モルタルに使われるウレタン塗料

現在では、外壁のメイン塗料としてのポジションを完全にシリコン塗料に奪われた感じのウレタン塗料ですが、まだまだ現場の第一線で使われている塗料なんです。

特に木材やコンクリートは、乾燥すると動きがでてくる素地(塗料する部分のこと)にはウレタン塗料が重宝されます。動きがある素地というのは、塗料にひび割れ(クラック)を起こしやすいのです。ですがウレタン塗料は、弾力性がある塗料ですから素地に動きがある木材やコンクリート、モルタルには、密着性も高いウレタンが相性抜群なんです。

ウレタン塗料というと、昔の塗料というイメージがありますが、今でもよく使われる塗料です。

ウレタン塗料のデメリット

✔外壁のメイン塗料としての機能はシリコン塗料に劣る
✔耐用年数が10年程度で、シリコン塗料の12年程度より劣る
✔変色しやすい。汚れや紫外線に弱い

実はウレタン塗料の方が、シリコン塗料よりもコストが高い??

ウレタン塗料はコストの安さが大きなメリットの一つです。しかし、長期的にみるとシリコン塗料よりウレタン塗料の方が高くなります。下記の表を見てください。

ウレタン塗料とシリコン塗料の価格の比較
※30㎡の外壁塗装を行った場合の概算価格比較

1年あたりの価格で考えると、シリコン塗料の方がウレタン塗料よりも安いことがわかります。しかも、シリコン塗料は大手メーカーをはじめ、新しいものが次々と開発されているから、シリコン塗料もどんどん安くなってきています。

シリコン塗料で外壁塗装を行うメリットとデメリット

ウレタン塗料が時代遅れなのは、シリコン塗料が安くなってきている背景があるからです。

でもシリコン塗料も、新しい塗料が開発されれば、いずれ時代遅れになっていきます。最近ではラジカル塗料という次世代の標準塗料も開発されていますし、ガイナというすごい性能の塗料も注目されています。次から次と新しい塗料が開発される業界でもあるのです

ラジカル塗料についてはこちら

ガイナについてはこちら

ウレタン塗料の種類

塗料というのは「1液型」と「2液型」に別れるのを。まず理解してください。簡単に説明するよ。

塗料の1液型とは?

1液型というのは、塗料の缶を開けたら他の液と混ぜないでも、すぐ使える塗料のことです。シンナーのように揮発性の高いものが1液型になります。乾燥させることで塗料を素地に密着させるんのです。

塗った後は、乾燥で一部蒸発するので塗膜が薄く仕上がりますので、密着性が弱いので、塗る素地も制限されます。

1液型の保存についてですが、余った溶剤もちゃんと保管方法を守れば缶を開けたあとも一定期間、保存することができます。

1液は施工が楽ですが、仕上がりを考えると、プロが使うの塗料のほとんどが次に紹介する2液型になります。

塗料の2液型とは?

2液型は、2種類の溶剤をまぜて使う塗料の事です。

主剤(1液)と硬化剤(2液)にわかれており、塗料を混ぜて使います。硬化剤の化学反応によって塗料を素地に密着させます。

乾燥させて密着させるわけではありませんから、塗膜が薄くならないし、仕上がりがよいです。密着性が高いからいろんなところに塗れます。

ただ2つの液を混ぜるから、技術が必要になりますし、硬化剤の缶を開けてしまうと保存が効きません。だから塗る時間にも制限があります。

2液型こそ、業者が使うプロの塗料と言うことができます。

ウレタン塗料は2液型がよく使われる!

1液と2液の違いを説明しましたが、ウレタン塗料で使われるのは、ほぼ硬化剤を使う2液型になります

しかし、メーカーの努力もあって最近では、1液型の性能も上がってきております。2液型の弱点は、混ぜて使うために保存がきかないことです。1液型の性能があがれば施工時間の短縮や未熟な職人も扱えるなどメリットも大きいです。

外壁以外にも使われるウレタン塗料!

ウレタン塗料は、今時通販やインターネットで誰でも簡単に入手できます。もしDIYで塗り替えを考えているなら、ウレタン塗料の1液型を使いましょう。2液型はプロの職人じゃないと、難しい塗料です。

ウレタン塗料は車の塗装はもちろん、光沢が強いからプラモデルのホビーにもラッカー塗料よりも高級な塗料として使われます。スプレータイプもあります。

このように外壁に限らず、塗料の全てでとらえるとウレタン塗料はメジャーな塗料です。

ウレタン塗料のまとめ

ウレタン塗料を解説いたしましたが、外壁の主役の塗料としてはシリコン塗料にポジションを譲りました。しかし、細部の雨どいなどの濡れ縁や、木材には、防水性もあって使われているんだ。動きのあるコンクリートの塗装にも使用されております。

見積書をとった業者が、外壁のメイン塗料にウレタン塗料をすすめてきたのなら、シリコン塗料をなぜ使わないのか?聞いてみましょう!なぜなら耐久性がシリコン塗料の方がいいので、長期的にみるとウレタン塗料の方が値段が高くついてしまうからです。

しかし、雨どいや軒天なども、まとめて同じ塗料(シリコン塗料)なんて、いう見積もりきたら親切な業者とは言えません。

そんなときは、相見積をとって3社くらいから見積をもらいましょう。素人が正しい業者を使うには相見積は基本ですから、一括見積サービスを申し込んでみましょう。

外壁の現場を20年仕切っている。外壁塗装は詐欺が多い業界。詐欺を撲滅したい。匿名で業界の事情を暴露します。名前はペンネームです。

2 件のコメント

  • […] だけどよ、ウレタン塗料って名前が業者からの見積書にあっても、あせるんじゃないよ。ウレタン塗料は木部や塩ビとかの塗装には重宝されるんだよ、それはこっちのウレタン塗料についてまとめた記事を見てくれよ。あとはアクリル塗料って塗料もあるけど、これが見積書に書いてあるなら注意が必要だな。アクリル塗料は安かろう悪かろうって塗料だからね。 […]

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