サイディングの塗り替えの周期って?注意点や費用を抑えるポイント

サイディングの塗り替えの詳しい時期や費用を知りたいと思っていませんか?

サイディングの塗り替えは、通常7~10年に一度行います。

しかし、注意点や塗料の選び方を知らなければ、外壁の劣化を進めてしまう恐れがあるのです。

今回はサイディングの塗り替えの注意点や業者の選び方、費用の抑え方を丁寧に解説。

時期や費用、注意点などを知り、サイディングの塗り替えでより快適で美しい家に仕上げましょう。

1.サイディングの塗り替え周期

サイディングの塗り替えとは、サイディングボードの汚れを落とし、上から新しい塗装をすることです。

主に、窯業系のサイディングに必要なメンテナンスになります。

サイディングの塗り替えは、通常7~10年に一度の周期で行うことが必要です。

しかし、こんな症状が出てたらメンテナンスのサインなので注意して下さい。

  1. チョーキング
  2. 色褪せ
  3. カビやコケ
  4. クラック

もし、これらのサインが出ているのに放置してしまうと、地震に弱くなったり、家が傾いたりしてきてしまうのです。

7~10年経っていなくても、早めにメンテナンスをしましょう。

サイン1.チョーキング

チョーキングが起きると、外壁のメンテナンスは早急に行いましょう。

チョーキングとは、塗膜が劣化して、触れると手に粉がつくことを言います。

見た目では分かりにくいですが、手で触れてみると分かるので試してみましょう。

サイン2.色褪せ

色褪せは、外壁の劣化のサインです。

紫外線によって色褪せが起きてしまいます。

色褪せしている外壁はチョーキングが起きていることも多いです。

発見したら、早めにメンテナンスを行いましょう。

サイン3.カビやコケ

外壁にカビやコケが発生している場合も、メンテナンスのサインと捉えましょう。

風通しの悪い場所日が当たりにくい場所にはカビやコケが生えやすいです。

カビやコケを放っておくと、雨が直接外壁に当たっている状態になります。

そのため、外壁の塗装の劣化を促進させてしまうのです。

風通しの悪い場所や日の当たりにくい場所にカビやコケが発生していないか確認しましょう。

サイン4.クラック

サイディングにクラックが見られると、かなり傷みが進んでしまっています。

クラックとは、ひび割れのことです。

サイディングに小さなひび割れがあるだけで、水を吸収してしまい、劣化に繋がります。

地震の揺れにも弱くなるので、早急にメンテナンスをしましょう。

2.サイディングの塗り替えをする目的

7~10年というのはあくまでも目安です。

塗料によって烈火のスピードは違うので、これら3つのサインが出ていれば、すぐに塗り替えを行いましょう。

「でも、塗り替えってどうしてしなければならないの?」と疑問に思う人も多いはず。

塗り替えの目的と、塗り替え以外の他のメンテナンス方法について説明していきます。

2-1.塗り替えの目的

サイディングの塗り替えの目的は、サイディングの劣化を防ぐためです。

窯業サイディングの場合、サイディングの材質はセメントで、防水性を保つのは塗料となっています。

塗装は、紫外線や雨風などからのダメージによって剥げてきてしまうのです。

塗料が剥げると、防水性が低下し、サイディングが腐食します。

腐食によって、サイディング自体に水が入り込み、壁が反ってきてしまうのです。

そうなってしまうと、家が崩壊するの恐れが出てきます。

このようにサイディングの劣化により家が崩壊することを防ぐためにも、サイディングの塗り替えが必要なのです。

2-2.他のメンテナンス方法

サイディングのメンテナンスは、塗り替え以外にも、張り替えと重ね張があります。

張り替えとは、サイディングボード自体を剥がして、新しいサイディングボードに張り替えることです。

サイディングボード自体の劣化がひどい場合に行います。

30~40年に一度はサイディングボードの劣化により張り替えを行うと家の耐性が高まります。

一方、重ね張りとは、現在の外壁の上から新しく金属サイディングボードを張ることです。

張り替えと同じように、サイディングボード自体の劣化がひどい場合に行います。

古いサイディングボードを剥がさないので簡単にできますが、金属サイディングのデザインが気に入る人だけが出来るメンテナンス方法です。

3.DIYがおすすめできない理由

サイディングの塗り替えは信頼できる業者に頼むようにしましょう。

もしかすると、塗り替えをDIYで行おうと思っている人もいるかもしれません。

しかし、DIYはおすすめ出来ませんので、その理由をお伝えします。

DIYがおすすめできない理由は、失敗すると劣化が早まったり、建物にダメージを与えて、修繕費が返って高くなることもあるからです。

自分で塗り替えた方が「安く済む」「自分の思い通りのデザインが出来る」と考えている人は多いと思います。

しかし、塗り替えの目的はサイディングの劣化を防ぐためです。

そのためには、最適な厚さで均等に塗っていかなければなりません。

しかし、自分で塗り替えをすると、塗りムラや透けが起き、塗り替えの目的が果たされないのです。

一見キレイに塗れたと思っていても、「1年で塗膜が剥がれ落ちた」なんてこともあり得ます。

このように、DIYだと塗り替えの目的を果たすことが出来ないのです。

4.信頼できる業者の選び方

DIYでは、塗り替えによるサイディングの劣化を防ぐことが出来ません。

そうなると、やはり信頼できる業者に頼むことが大切です。

4つの選び方を参考に、信頼できる業者を見つけましょう。

選び方1.知識や経験のある業者を選ぼう

しっかりとプロの知識や経験がある業者を選びましょう。

具体的には、こちらから事前に質問をたくさんするべきです。

  • 「どのような工程で進めますか?」
  • 「どのような材料を使いますか?」
  • 「その材料は何故うちの家に向いてるのですか?」

など、さまざまな質問をして、納得のいく答えがもらえるかを見極めて下さい。

もし、あいまいな答えだったり、提案がないようでしたらその業者はやめておくべきです。

「信頼できて頼れる!」と思える業者を選びましょう。

選び方2.「自社独自開発」と言う業者はやめよう

独自開発をした塗料を使っているという業者には注意が必要です。

特に「一度塗ると30年持ちますよ!」等と言い張る業者は嘘をついています。

現在はそういった塗料の開発はされていません。

独自開発と言っている塗料も、ラベルを張り替えているだけの可能性が高いです。

選び方3.複数の見積書を出してもらおう

いろんな塗装方法で見積書を出してもらいましょう。

嫌がる業者は、「売らないといけない商品」を売りつけている可能性があります。

「費用の比較をしたいので、3パターン見積書を出してください」と言うと良いです。

その中から、あなたの家にとって一番いい方法で施工をお願いするようにしましょう。

選び方4.工程の写真を送ってもらう約束をしよう

工程ごとに写真を送ってもらう約束をしましょう。

写真を送ってもらうことは、「作業をちゃんとしましたよ」という証拠です。

この約束を嫌がる業者は、手抜きをする可能性があります。

「工程の進捗を写真で送ってほしいです」と伝え、快く了承してくれる業者を選びましょう。

4.おすすめの塗り替え用の塗料

サイディングの塗り替えをするにも、塗料には種類があります。

その中でもおすすめの塗料を4つご紹介しますので、自分に合う塗料を選びましょう。

塗料名 耐用年数 単価(㎡あたり)
シリコン塗料 8~15年 2,500円~3,500円
クリア塗料 10~15年 2,000円~3,500円
低汚染塗料 約20年 3,000円~5,000円
遮熱塗料 約15年 3,700円~5,000円

それぞれの塗料について詳しく説明していきます。

おすすめ塗料1.シリコン塗料

シリコン塗料は、コストを抑えたい人におすすめの塗料です。

合成樹脂がシリコン系樹脂できています。

耐用年数は8~15年と優れているのに、価格相場は2,500円~3,500円/㎡と安価です。

シリコン塗料をおすすめする業者も多く、迷ったらシリコン塗料にすると良いでしょう。

おすすめ塗料2.クリア塗料

クリア塗料は、サイディングの模様を残したい人におすすめの塗料です。

透明な仕上がりのため、タイル調・レンガ調・ストーン調のサイディングに適しています。

一方で、汚れやカビなどがひどい外壁に使用しても、そのまま残ってしまいます。

耐用年数は10~15年です。

価格相場は2,000円~3,500円/㎡と、シリコン塗料とあまり変わりません。

クリア塗料を使いたい場合は、外壁の状況を業者に見てもらい、相談すると良いでしょう。

おすすめ塗料3.低汚染塗料

汚染塗料は、美しく外壁を保ちたいという人におすすめの塗料です。

低汚染塗料は、自ら汚れを取り除くセルフクリーニング機能を持っています。

そのため、美しい外壁を保つことが出来、メンテナンス性が高いのです。

その理由は、汚染塗料が親水性だからです。

親水性とは、水となじみやすい性質のことで、油の汚れがはじかれます。

耐用年数は20年と長い分、価格相場は3,000円~5,000円と高めです。

「何度も塗り替えをしたくない」「キレイな外壁を保ちたい」という人におすすめの塗料になります。

おすすめ塗料4.遮熱塗料

遮熱塗料は、エコ志向の人におすすめの塗料です。

名前の通り、屋内への熱や蓄熱を防ぐ効果のある塗料で、室内の温度上昇を抑えることが出来ます。

そのため、エアコンなどの光熱費や二酸化炭素の排出の削減に繋がるのです。

耐用年数は15年程度で、価格相場は3,700円~5,000円/㎡となります。

単価は少し高いですが、15年間の光熱費が抑えられると思うと、お得な塗料ですね。

5.サイディングの塗り替えをするときの注意点

サイディングの塗り替えをする際に覚えておきたい注意点を説明します。

知っておくだけで、業者とスムーズな打ち合わせが出来ますので、必ずチェックしておきましょう。

注意点1.直張り工法の場合は塗り替えが出来ない

今あるサイディングが、直張り工法の場合は塗り替えではなく張り替えをしましょう。

直張り工法とは、通気層のないサイディングの方法です。

これは、水分がたまりやすくなっているので、塗装が剥がれたり膨れたりしやすくなっています。

そのため、一度サイディングボードを剥がし、新しく通気工法でサイディングしていく必要がるのです。

2000年代前半までに家を建てたりリフォームをした人は注意が必要です。

注意点2.シーリングの補修も同時に行う

塗り替えをするときには、一緒にシーリングの補修も行いましょう。

シーリングとは、サイディングとサイディングのつなぎ目を埋めるためのゴムのことです。

このシーリングが劣化すると雨水が外壁の中に侵入し、劣化に繋がってしまいます。

また、シーリングの耐用年数は7~10年です。

シーリングの補修を一緒に行うことで、より外壁を強化することが出来ます。

注意点3.弾性塗料は使わない

サイディングの塗り替えに弾性塗装を使わないようにしましょう。

伸縮性のある弾性塗装を塗ってしまうと、すぐにサイディングが劣化してしまいます。

塗膜に膨れが起きやすくなり、サイディングを張り替えないといけなくなるケースも多いです。

特に、西日がひどい箇所は2~3年で劣化が表面に出てきてしまいます。

必ず弾性塗装は使わないように注意して下さい。

6.サイディングの塗り替えをしたときの費用

サイディングの塗り替えについて説明してきましたが、気になるのは業者に頼んだときの費用ですよね。

塗り替えと同時にシーリング補修も行った場合、以下のような費用が考えられます。

項目 費用
塗り替え工事 約70万~150万円
シーリング補修 約20万~45万円
足場代などの諸経費 約15万~20万円
合計 約105万~215万円

※30坪の家の場合

このように、一度の塗り替えで最低でも105万円かかります。

選ぶ塗料によって大きく費用に差が出ますので、選ぶ際には費用も出してもらいましょう。

7.できるだけ費用を抑えるコツ

サイディングの塗り替えにはお金がかかるので、出来るだけ費用を抑えたいですよね。

そんな時に知っておきたい、費用を抑える5つのコツをお伝えします。

コツ1.普段からメンテナンスをする

普段から自分でできるメンテナンスをしていると、劣化を遅らせることが出来るので、費用を抑えることが出来ます。

具体的にできることは、掃除です。

掃除は、外壁に水をかけて柔らかいスポンジで汚れを落とします。

年に1~2度定期的に行う+目立つ汚れを発見したときに行うことで、劣化を大幅に遅らせることが可能です。

コツ2.屋根と外壁を同時に塗り替えする

サイディングを塗り替える時に屋根の塗り替えも同じ業者に頼むことで、費用を抑えることが可能です。

足場の設置費用は約10万円ほどかかります。

そのため、外壁と屋根を別々に工事すると20万円かかってしまうのです。

しかし、同時に行うと10万円で済ますことが出来ます。

また、同じ業者に同時に頼むことで、ボリュームディスカウントも検討してもらえますよ。

コツ3.火災保険の補償の対象か確認する

火災保険に入っていると、外壁塗装に火災保険補償が受けられる可能性があります。

保険会社や、入っている保険内容によって適用されるかが異なるため、保険会社に確認をしましょう。

内容によっては、無料でサイディングの塗り替えが出来るかもしれません。

補償の対象である場合は、条件をしっかり確認して利用するようにしましょう。

コツ4.地方公共団体の住宅リフォーム支援制度を利用する

地方公共団体の住宅リフォーム支援制度を利用すると、費用を抑えることが出来ます。

市区町村が行っているものや都道府県が行っているものがあるので調べてみましょう。

支援制度の内容や条件も、地方公共団体によって違います。

まずは所属している市区町村役場に問い合わせてみると詳しく教えてもらえますよ。

コツ5.3社以上の業者から見積もりを取る

業者を選ぶときには、3つ以上の業者を比較すると費用の比較が出来ます。

もちろん、業者によって条件や選べるデザインが異なるので、費用以外の部分も比較をしてみましょう。

一括見積サービスなら、地域の複数の業者を紹介してくれて、とても便利です。

3つ以上の業者を比較して、低価格で自分の希望を叶えてくれる業者を選びましょう。

まとめ

サイディングの塗り替えは、通常7~10年に一度行います。

時期や費用、注意点などを事前に確認し、サイディングの塗り替えでより快適で美しい家に仕上げましょう。

外壁の現場を20年仕切っている。外壁塗装は詐欺が多い業界。詐欺を撲滅したい。匿名で業界の事情を暴露します。名前はペンネームです。