サイディングの張り替え時期はいつ?張り替えのサインや費用を解説

サイディングの張り替えの詳しい時期や費用を知りたいと思っていませんか?

サイディングの張り替えは、通常30~40年に一度行います。

しかし、メンテナンスのサインが出ていれば、すぐに張り替えをする必要があるのです。

今回はサイディングの張り替えの最適な時期や費用の相場、信頼できる業者の選び方を丁寧に解説。

時期や費用、信頼できる業者の選び方などを知り、サイディングの張り替えでより長く住める家にリフォームしましょう。

1.サイディングに寿命が来たら張り替えよう!

サイディングの張り替えとは、古いサイディングボードを撤去して、新しいサイディングボードを張り付けること。

外壁のサイディングボードの寿命は30年~40年のため、寿命が近くなると、張り替えをするか、重ね張りを据える必要があります。

もし、サイディングボードが劣化していると外壁が弱くなり、最悪の場合、家が傾いたり少しの衝撃で家が崩壊する可能性も。。。

そのようなことにならないよう、寿命が来たらサイディングの張り替えか重ね張りをしましょう。

メンテナンス名 費用の目安(30坪) おすすめの人
張り替え 約175万円~225万円
  • 金属サイディング以外の素材を使いたい
  • 耐震性の高い家にしたい
  • 壁内部までメンテナンスしたい
重ね張り 約140万円~200万円
  • 金属サイディングにしたい
  • コストを抑えたい

張り替えのメリット

1つ目は、古い外壁をすべて撤去するので、壁の内部のメンテナンスができることです。

壁の内部は湿気がたまりやすく、カビが発生していることも多くあります。

カビが発生すると外壁の寿命が短くなってしまいますが、サイディングを張り替えることで、きれいにすることが出来ます。

2つ目は、古い外壁よりも軽い外壁材を選ぶことで耐震性を上げれることです。

30~40年と比べると高い機能性を持つ外壁材が増えています。

より家を強固にするには、最適なメンテナンス方法と言えます。

張り替えのデメリット

一方、張り替えのデメリットもあります。

1つ目は、費用がかかることです。

古い外壁を撤去するため、大規模な工事となり費用が高くなてしまいます。

また、廃材の処分費用も発生するので、重ね張りよりも余計な費用がかかってしまいます。

2つ目は、工期が長くなることです。

古い外壁の撤去や壁の内部のメンテナンスも行うため、重ね張りよりも1週間ほど工期が長くなります。

このように、大きなメリットがある一方、デメリットもあるので覚えておきましょう。

金属サイディングなら重ね張りも出来る

もし、金属サイディングに張り替えようと思っているのであれば、重ね張り(カバー工法)も出来ます。

重ね張りとは、古いサイディングボードの上から新しいサイディングボードを重ねて張り付ける方法です。

重ね張りのメリット

重ね張のメリットは、古いサイディングボードを撤去しない分、費用が安く済み、工事期間も短縮できることです。

また、二重の外壁になるので、断熱効果と防音効果が高まるというメリットもあります。

重ね張りのデメリット

一方、重ね張りのデメリットもあります。

最大のデメリットは、金属サイディングにしか出来ないという点です。

他の窯業系サイディングや木材サイディングを考えているのであれば、重ね張りをすることはできません。

また、雨漏りなどで外壁の内部が腐敗していても修理が出来ないというデメリットもあります。

そのため、外壁の傷みがひどい場合には張り替えを行う方が良いでしょう。

2.張り替えの最適な時期とは?

サイディングの寿命である30~40年は、ひとつの目安にして下さい。

もし、塗装の塗り替えなどのメンテナンスを行っていないのであれば、早めの張り替えが必要な場合もあります。

以下のような症状が出ていないか、外壁を確認してみて下さい。

  1. ヒビ・欠け
  2. 反りや浮き
  3. ヘコミ
  4. サビによる腐食(金属サイディングのみ)

もし、外壁にこのような症状が出ていたら、早期に張り替えを行いましょう。

症状1.ヒビ・欠け

小さな地震の繰り返しや、交通量の多い道路沿いだと、ヒビや欠けが出てくる場合があります。

放置をしてしまうと、雨がしみ込んで構造へダメージを与えてしまいます。

ヒビや欠けを見つけたら、早めに張り替えを行いましょう。

症状2.反りや浮き

サイディングボードの反りや浮きは、張り替えのサインといえます。

雨や風、紫外線によってサイディングボードの形状が変わってきてしまうのです。

放置すると、外壁内部へ雨が入ってしまい、家の劣化に繋がります。

症状3.ヘコミ

何かが当たってヘコミが出来ているなら、張り替えのサインです。

石ころなどが強く当たることでヘコミが出来てしまうことがあります。

この場合、外壁の内部にダメージがある可能性があるので、早めの張り替えが必要です。

症状4.サビによる腐敗

金属サイディングに限りますが、サビによる腐敗も、張り替えのサインです。

腐敗が進む前に外壁内部をメンテナンスしなければなりません。

そうすると重ね張りではなく、張り替えが必要ですで注意しましょう。

3.サイディングの張り替え方法と日数

どのように張り替えをしていくのか、気になりますよね。

2週間~1ヶ月かけて5つの工程に分けてサイディングを張り替えていきます。

  1. 古いサイディングボードの撤去
  2. 地下材の修繕
  3. 透湿防水シートの処理
  4. 新しいサイディングボードの張り付け
  5. シーリング工事

順番に解説していきますので、確認しましょう。

工程1.古いサイディングボードの撤去(3~5日)

まずは、古いサイディングボードを剥がし、撤去からです。

劣化部材の傷がないのかをチェックしながら、撤去していきます。

カビがびっしりとついている外壁が多いです。

実際にサイディングボードをめくっていくと、サイディングボードの裏に水がまわったあとが見つかったり、アスファルトにびっしりと白カビが発生していることもあります。

白カビを放置してしまうと建物の構造自体にダメージが出てしまうので、まずはサイディングボードを撤去して外壁のチェックを行います。

工程2.地下材の修繕(2~4日)

カビや劣化などが発見された場合、地下材の修繕を行います。

地下材とは、サイディングボードの下にある外壁内部のことです。

地下材を修繕することで、より外壁・家を強固にすることが出来ます。

工程3.透湿防水シートの施工(1~2日)

修繕が終われば、透湿防水シートで家全体を覆っていきます。

透湿防水シートとは、水は通さないけど湿気や水蒸気を通すシートのことです。

サッシまわりは、防水シートでしっかりと止めていきます。

工程4.新しいサイディングボードの張り付け(8~14日)

事前にサイズを合わせた金属サイディングを張り付けていきます。

左から右、下から上と、一定方向にしっかり固定します。

工程5.シーリング工事(1~3日)

仕上げにシーリング工事を行います。

シーリングとは、水密性や気密性を高めるために、隙間に合成樹脂や合成ゴム製のペーストを充填することです。

つまり、シーリング工事とは、サイディングとサイディングのつなぎ目に、シーリング材を埋めていきます。

この作業をすることで、雨漏りを防ぎ防水性を高めたり、伸縮性を高めて地震に強い耐震性のある建物にしていくのです。

4.DIYがおすすめできない理由

サイディングの張り替えは信頼できる業者に頼むようにしましょう。

もしかすると、張り替えをDIYで行おうと思っている人もいるかもしれません。

しかし、DIYはおすすめ出来ませんので、その理由をお伝えします。

DIYがおすすめできない理由は、失敗すると劣化が早まったり、建物にダメージを与えて、修繕費が返って高くなることもあるからです。

自分で張り替えた方が「安く済む」と考えている人は多いと思います。

しかし、張り替えの目的は建物の強度を高めるためです。

そのためには、サイディングボードの張り替えだけでなく、地下材の修繕も必要となります。

自分で行うと技術力が足りず、結果的に建物が傷んでしまうこともありえるのです。

そうなると個人での修繕は不可能ですので、専門業者に依頼することになります。

このように、DIYだと技術力が足りず、張り替えの目的が果たせなくなるのです。

それでもDIYでサイディングの張り替えをする場合

もし、どうしてもDIYでサイディングの張り替えをしたい場合には、注意することがあります。

1つずつ確認していきましょう。

注意点1.モルタルの場合は張り替えができない

現在の外壁材がモルタルの場合は、張り替えが出来ません。

モルタルは金網と防水紙が一体化しています。

外壁を解体するには、それらも一緒に解体しなければなりません。

そのため、モルタルは単純に張り替えをする施工だけでは済まないのです。

注意点2.新しい外壁材は今よりも軽いものを選ぶ

新しい外壁材は今よりも軽いものを選ぶようにしましょう。

なぜなら、外壁の重量が増加すると建物の耐震性に悪影響を及ぼすからです。

重い外壁材は建物にかかる負担が大きいので、倒壊しやすくなってしまいます。

そのため、今の外壁材よりも軽い外壁材を選ぶ必要があるのです。

注意点3.重ね張りをする場合も、出来るだけ軽い外壁材を選ぶ

重ね張りをする場合も、出来るだけ軽い外壁材を選ぶようにしましょう。

重ね張りは今の外壁の上から張り付けるため、どうしても今よりも外壁が重くなってしまうのです。

外壁の重量が増加すると建物の耐震性に悪影響を及ぼしてしまいます。

そのため、重ね張りは外壁材の中でも軽い金属サイディングしか選べないのです。

金属サイディングの中でも軽いモノを選ぶようにしましょう。

これらをしっかりと注意し、技術力に自信がある人だけがDIYをするようにしましょう。

5.サイディングの張り替えにかかる費用

業者にサイディングの張り替えを依頼するとなったら、気になるのは費用ですよね。

窯業サイディングの場合だと約200万円と考えておきましょう。

もちろん、選ぶサイディングによって費用は大きく変わります。

以下の表が内訳です。

サイディングボード費(窯業系の場合) 約50~80万円
足場代 約15~20万円
人件費・施工代 約70万円~80万円
既存サイディングボード撤去代 約15万円
シーリング工事代 約15万円
諸経費 約10万円~15万円
総費用 約175万円~225万円

※30坪の場合

それぞれの項目を細かく見ていきましょう。

(1)サイディングボード費

張り替えなので、新しいサイディングボードを用意することになります。

主流の窯業サイディングボードの場合、3,000~4,500円/㎡です。

30坪の場合、約50万円~80万円程度になります。

(2)足場代

作業員が作業するために必要な足場には、組み立て代や設置費用がかかります。

足場代の相場は600~1,000円/㎡です。

30坪の場合、20万円以内で収まります。

(3)人件費・施工代

プロの業者に頼みますので、作業員の人件費と施工代がかかります。

この中にサイディングボードの張り付けや、地下材の修繕の施工代が含まれているのです。

業者によって大きく変わりますが、一般的には総費用の30%程度といわれています。

今回の例の場合は、70~80万円程度です。

(4)既存サイディングボード撤去代

既存のサイディングボードを撤去するための費用が発生します。

撤去代の相場は、800円~1,000円/㎡です。

30坪の場合、15万円程度となります。

(5)シーリング工事代

張り替えの仕上げに必要なシーリングも工事代がかかります。

シーリング工事代の相場は、900円~1,200円/㎡です。

30坪の場合、15万円程度となります。

(6)諸経費

諸経費は、施工に必要な道具の運搬費用や車両のガソリン代などが含まれます。

諸経費の相場は総費用の5%程度です。

今回の例の場合は、10万円程度です。

6.信頼できるリフォーム業者の選び方

サイディングの張り替えは、信頼できるリフォーム業者に頼むことが大切です。

4つの選び方を参考に、信頼できるリフォーム業者を見つけましょう。

選び方1.知識や経験のある業者を選ぼう

しっかりとプロの知識や経験がある業者を選びましょう。

具体的には、こちらから事前に質問をたくさんするべきです。

  • 「どのような工程で進めますか?」
  • 「どのような材料を使いますか?」
  • 「その材料は何故うちの家に向いてるのですか?」

など、さまざまな質問をして、納得のいく答えがもらえるかを見極めて下さい。

もし、あいまいな答えだったり、提案がないようでしたらその業者はやめておくべきです。

「信頼できて頼れる!」と思える業者を選びましょう。

選び方2.「自社独自開発」と言う業者はやめよう

独自開発をした塗料を使っているという業者には注意が必要です。

特に「一度塗ると30年持ちますよ!」等と言い張る業者は嘘をついています。

現在はそういった塗料の開発はされていません。

独自開発と言っている塗料も、ラベルを張り替えているだけの可能性が高いです。

選び方3.複数の見積書を出してもらおう

いろんな塗装方法で見積書を出してもらいましょう。

嫌がる業者は、「売らないといけない商品」を売りつけている可能性があります。

「費用の比較をしたいので、3パターン見積書を出してください」と言うと良いです。

その中から、あなたの家にとって一番いい方法で施工をお願いするようにしましょう。

選び方4.工程の写真を送ってもらう約束をしよう

工程ごとに写真を送ってもらう約束をしましょう。

写真を送ってもらうことは、「作業をちゃんとしましたよ」という証拠です。

この約束を嫌がる業者は、手抜きをする可能性があります。

「工程の進捗を写真で送ってほしいです」と伝え、快く了承してくれる業者を選びましょう。

7.複数業者に見積もりをしてもらおう

リフォーム業者を選ぶときには、3つ以上の業者を比較しましょう。

業者によって、費用や条件、選べるデザインが変わります。

一括見積サービスなら、地域の複数の業者を紹介してくれて、とても便利です。

ぜひ、3つ以上の業者を比較して、自分の思いをしっかりと叶えてくれる業者を選びましょう。

外壁の現場を20年仕切っている。外壁塗装は詐欺が多い業界。詐欺を撲滅したい。匿名で業界の事情を暴露します。名前はペンネームです。