外壁塗装中に雨が降ったらどうなるの?

もし、外壁塗装中に雨が降ってきても、業者が工事を続けているようでしたら「雨だから工事を中止してください!」と強く声をかけてください。

雨の中に塗装工事を行う事は業界では絶対にありません!もし、雨の中に塗装したら、塗料の機能が発揮できなくなるばかりか、塗膜がちゃんと作られず、ひび割れの原因、そして耐久性を大きく落とすことになるのです。

雨の中でも塗装できる塗料が関西ペイントから発売されましたが、それは例外です。本日は、外壁塗装は雨に行わない話と外壁塗装にふさわしい温度や湿度の話を、外壁塗装の親方を30年やっている私が解説いたします。

雨に外壁塗装をやってはいけない3つの理由

塗料は、本来天気のいい乾燥する日を選ぶものですから、雨の中で塗るなんてもってのほかです。主な理由は以下の通りです。

理由1:塗料に雨水が混ざり、仕上がりが綺麗にならない
理由2:塗料が雨水で薄まり、塗料の寿命が短くなる
理由3:雨だと重ね塗りが上手くいかない

一般の人はあまり意識しないと思いますが、外壁塗装は通常は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りで行います。

その中でも下塗が一番重要なんです。もし「下塗り」に雨が降ったまま塗装を行うと、その次の工程の「中塗り」と「上塗り」の塗料が、付着しずらくなって、すぐに塗料が剥げます。

小雨でも塗装できません。

「小雨」でも塗装はできません。また雨が降ってなくても、湿度が高い日は塗装してはいけません。なぜなら塗料には気象条件があり、湿度が85%を超える日は、塗装が乾燥する途中で、塗膜の表面が白くぼけて状態になってしまうからです。

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塗料を行ってはいけない気象条件

雨だけではなく、塗装ができない気象条件があります。一覧にしたので、確認しましょう。

◆塗装をおこなってはいけない気象条件

  理由
雨・高湿度 雨や湿度が85%を超える日は、塗膜が上手くつくれない
早朝 露や霜などの水分が金属部分に付着するため
高温時 塗膜に気泡ができるため。
低温時 乾燥時間がかかるため。
強風時 塗料が飛び散り、壁にチリやホコリが付着するため

なぜ雨でも工事を行う業者がいるのか?

例えば足場をレンタルしている場合、工事日数がかかる分だけ経費がかかることになります。だから工事を早く終わらせたいのです。それに他の工事の予定もありますから、工事が伸びることは、何もいいことはないのです。

雨の中に工事をする業者は「この塗料は水性だから雨の中に塗って問題ないですよ」とかいい加減な事を言うものですから、騙されないようにしてください。

せっかく高額な塗装工事を行っているのですから、塗料の機能を最大限発揮できる気象条件で行なってもらいましょう。

※ちなみに2016年の夏は外壁塗装が全然できなくてお手上げでしたよ!:2016年10月に追記

もし、塗装中に急に雨が降ったら?

残念ですが、塗り直しになります。通常塗装は水性塗料でも最低1時間、溶性塗料は4時間は乾燥させる必要があります。だから運悪く予期しない雨が降った場合は、一から塗り直しが必要になります。

雨の中でできる工事内容は?

雨の中で可能な工事内容は、下記になります。

・養生シートの設置(塗装がつかないようにするもの)
・足場の組み立て
・養生シート、足場の撤去

しかし、この工程は必要になるのは工事の初日か最後の日くらいだけです、これ以外の工程で雨が降ったら工事は休みにするしかありません。

雨が降ったら追加料金はかかるの?

外壁塗装工事っていうのは、雨が降るのを前提に余裕を持って、スケジュールを組んでいます。施工会社は必ず週間で天気をチェックしていますから雨が降ったからといって料金はかかりませんので、心配しなくても大丈夫です。

外壁や屋根の塗装にいい気候は存在しない?

冬は、気温が低いから、乾燥するのに時間がかかります。夏は急激に高い気温だと泡が生じたりする可能性があります。そして春や秋は雨が多いのです。

そうすると外壁塗装にふさわしい時期というのは存在しないようなものです。だから外壁や屋根の塗装で季節を気にする必要はありません!

雨の日でも塗れる塗料がある!

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2015年の10月に業界ではびっくりする新製品が関西ペイントから発表されました。

それが「アレスダイナミックフィラー」です。

この塗料は、雨が降っていないときは主剤だけで使うのですが、雨だったり、屋根が塗れている状態では強化剤を混ぜて使います。従来の屋根の塗装ができない状態でも強化剤を塗ることで、塗膜が固まり塗装できるので、工期のずれを生じさせないことができます。

しかし、この塗料は「下塗り」専用の塗料ですから「中塗り」や「上塗り」の時には使えません。ですから結局雨の工期をそこまで、短くできるわけではありません。

この「下塗り」塗料のアスレダイナミックフィラーは、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料の各下塗り剤として、対応しています。

だた、新しい塗料は職人に施工経験がないと、塗料の性能は発揮できない傾向がありますから、新しい塗料なので、梅雨の時期などにこの塗料でお願いする場合は、業者に施工経験があるかどうか確認しましょう。

雨の日でも塗れる塗料だからといっても、注意が必要です。

最後に

ここまで読んでくれた方には、雨の日は塗装工事はやっちゃダメ!って事は伝わったと思います。当たり前ですが外壁や屋根の工事を行うことになりましたら、まずは業者と天気についても打ち合わせて、工事をするスケジュールについても、意識合わせしておきます。

それと、日本には四季があって、どんな季節であっても塗装にふさわしい時期が存在しません。もし、そろそろ塗装を考えてるのなら、まずは一括見積サービスを利用して、業者を選らんみてください。

数社から業者を選んだ方が、安く信頼できる業者に会える可能性が高まりますから。

外壁の現場を20年仕切っている。外壁塗装は詐欺が多い業界。詐欺を撲滅したい。匿名で業界の事情を暴露します。名前はペンネームです。