外壁塗装の剥離剤とは?

外壁塗装を行うときの基本ですが、まずは旧塗膜をキレイにはがして、素地が見える状態にしてから、新しい塗装の下処理を行います。

ですから外壁塗装は、まず旧塗装をはがすことから始まります。この旧塗膜をはがす方法は、いくつかあります。代表的な方法はケレン棒と言われる鉄のヘラのような道具を使って、物理的にはがす方法や、高圧洗浄機ではがす方法などあります。

そして、旧塗膜をはがす方法の一つに剥離剤という溶剤を使って、塗料を落とす方法があります。本日は外壁塗装の親方を30年やっている私が剥離剤について解説いたします。

なぜ旧塗膜を落とさなくてはいけないのか?

新しい塗料を塗る時に、旧塗膜が残っていると、素地と塗料が密着しません。密着しないと、塗装後、わずか数カ月で塗装がはがれるということもあります。

外壁塗装の工程で一番重要なのが、下地処理なのです。

◆外壁塗装の工程

①下地処理
②下塗り剤の塗布
③中塗り
④上塗り

外壁の旧塗装をはがす方法にはどんな方法がありますか?

まず、外壁塗装をする時は必ず、旧塗膜をはがす必要があります。では旧塗膜をはがすにはどんな方法があるのでしょうか?

主な方法として下記の4種類の方法があります。

・高圧洗浄機を使って剥がす
・ディスクサンダーという工具を使って剥がす
・剥離剤をつかって、塗膜を柔らかくして、ケレン棒を使って剥がす
・外壁温水洗浄剥離工法(温水と剥離剤ではがす)

剥離剤は高圧洗浄機やサンダーケレンに比べて静か

外壁塗装中は、匂いや騒音で近所に迷惑をかけてしまいます。そして高圧洗浄機やサンダーケレンの機材を使うと、騒音が結構します。

しかし剥離剤を使って、ケレン棒で旧塗膜を剥がす作業は、騒音の心配がありません。また高圧洗浄機やサンダーケレンは旧塗膜に粉塵が多くでるのですが、剥離剤を使えば比較的、粉塵を出さずに、旧塗膜を落とすことができます。

ただし、どの方法であっても、ある程度の匂い・騒音・粉塵は覚悟が必要です

剥離剤とは?

剥離剤とは、塩化メチレンを含んでいる有機性の溶剤です。シンナーでも剥がれないウレタンや、エポキシ系の塗膜も軟化させる溶剤です。

剥離剤を塗ると、ドロドロに旧塗膜が柔らかくなりますので、柔らかくなってきたところを下記の写真のように、ケレン棒を使って、旧塗膜をキレイに落とします。

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剥離剤の使い方は3種類

・刷毛で塗る

刷毛を使って、外壁に塗布します。

・スプレータイプ

霧状のスプレーで吹き付けます。あまり外壁では使われません。

剥離剤の成分は主に2種類

◆ジクロロメタン系

強力ですが、環境に極めて悪く、職人の健康被害も懸念されます。現在はあまり使われていません。ジクロロメタン系の剥離剤は、塗膜を溶解させるころで、旧塗料をはがします。

◆非ジクロロメタン系(塩化メチレン系)

環境に考慮された剥離剤で、アルコールを主成分としています。シンナーとは違いまうが、シンナーと同じ臭いがします。ジクロロメタン系が旧塗膜を溶解させるのに対して、非ジクロロメタン系は、旧塗膜を柔らかくするものです。

またバクテリアで分解するため、環境にもやさしくなっています。

ジクロロメタン系は要注意
現在の主流は非ジクロロメタン系です、ジクロロメタン系の剥離剤を使うときは防毒マスク、ゴム手袋、ゴーグルが絶対に必要になります。ジクロロメタンは特定化学物質に指定されていますので、現在は非ジクロロメタンが主流です。

 

剥離剤の注意点

剥離剤を使うときは、旧塗膜の塗料がどんな成分なのか見定める必要があります。旧塗膜によって、剥離剤の強さを調整するのです。

剥離剤が強力すぎても、塗膜が落ちすぎますし、剥離剤が弱くても塗膜が落ちません。

外壁塗装が失敗したから、前回の塗料を剥離剤で落としたい

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依頼した塗装業者がいい加減な工事をしたため、塗料を剥離剤で落として、塗りなおしたいという方もいます。その場合は剥離剤を散布して、前回の塗料を落として、新たに塗りなおすことになります。

しかし外壁塗装は、50万~120万円もする工事ですから、2回もするとなると大変な出費ですから、業者選びは慎重に行います。

外壁塗装でしっかりした業者を見つける方法は、一括見積サービスで、信頼できる業者を2社から3社程度紹介してもらい、相見積もりをとりましょう。また一括見積サービスの方に外壁の相談をしてみると親身になって相談にのってもらえます。

外壁の現場を20年仕切っている。外壁塗装は詐欺が多い業界。詐欺を撲滅したい。匿名で業界の事情を暴露します。名前はペンネームです。

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