外壁塗装で値引き交渉する時のポイント

外壁塗装は50~100万円以上するものですから、値引き交渉をして少しでも安く塗装工事を行いたいですよね。値引き交渉でどの業界でも通じる方法は端数切りです。例えば施工費が52万8000円でしたら、端数を切って施工費を50万にしてもらう値切り方です。

しかし、この値切り方だけでは、たいした値引きを行うことはできません。では効果的な値引きとはどのような方法でしょうか?それには諸経費を根拠に値引きをすることです。

本日は外壁塗装の親方を30年やっている筆者が外壁塗装での値引き交渉のポイントを解説いたします。

値引き額の限界は塗装工事費用の10%程度

まず、最初に知っていただきたい点は値引き額の限度です。だいたい値引き金額は10%が限度です。下記に外壁塗装工事費用の内訳を紹介します。

◆外壁塗装の工事費用の内訳


まず職人の人件費や塗料の費用は値引くことができません。そして足場代も、外部に設置を依頼したり、レンタルしていることが多く、ここも削ることはできません。

そうすると「利益の20%は、値引きできるのでは?」と考えるかもしれませんが、塗装会社も利益がないと商売ができませんし、ここで利益といっても、塗装会社はその利益から、管理部門の人件費などを払っていますから、実質ここをカットできるわけでもありません。

では、どの部分を値引き交渉で値切りことになるのでしょうか?それは諸経費です。

諸経費とは?

諸経費とはなんでしょうか?外壁塗装でいえば、図面の作成代や現場調査や交通費や電話代などが含まれます。だいたい諸経費は施工費用の10%を経費として計上します。しかしこれらの費用は、厳密に必要な額を計上しているわけではなく、このようにざっくり10%を計上します。

「あやしいぞ!」と思わないでください。諸経費は商慣習で一定の額をいれることは認められています。とはいえ、多めに見積もられている費用でもありますから、値引き交渉をするなら諸経費がいいでしょう。

無理な値引き交渉はしない

諸経費の10%を根拠に、値引き交渉を行いますが、下記のような言い方は避けましょう。

あなた
諸経費って何に使ってるの?この分全部値引きしてよ!

この言い方は、少し乱暴です。一方的に諸経費をぼったくっているような言い方です。塗装業者もよく思わないでしょう。その結果、職人さんも気持ちよく工事ができなければ、仕上がりにかかわります。ですから下記のように交渉しましょう。

あなた
交通費とか諸経費結構かかってますよね、そこをなんとか値引いてくれないでしょうか?

このような言い方なら、塗装業者のプライドを傷つけずに値引き交渉することができるはずです。冒頭に10%が限度といってますが、5%~8%の値引きができれば良いでしょう。

過度な値引きはさけよう

もし10%を超えるような過度な値引き交渉に成功しても、喜んではいけません。なぜなら先のグラフでもお見せしたとおり、そもそも値引けるような費用は諸経費の10%以上はないのです。

ですから10%の値引きを超えると、業者も利益を確保しなくてはいけませんから、塗料のグレードが下がったり、工数を削減されます。

塗料のグレードや、工数が削減すると外壁塗装の耐用年数にかかわる問題ですから、例えば塗料のグレードの例ですが

◆塗料のグレード

・ウレタン塗料 ・・・ 耐用年数6年~8年 <--安い塗料
・シリコン塗料 ・・・ 耐用年数12年   <--通常の塗料

このように塗料のグレードをさげても、見た目の仕上がりはかわりませんが、本来10年程度もつ外壁塗装の耐用年数が短くなるからです。

また工数の削減も、外壁塗装では塗装の品質に関わります。外壁塗装は通常3回塗りです。そして各塗料は塗り終わると、塗料毎に定められた乾燥時間を守らなくてはいけませんが、値切られているため、工事日数を減らすために、乾燥しきってないのに、次の塗装にはいったりするのです。

このように、過度な値引き交渉でいいことはなく、必ずどこかにしわ寄せがきているのです。ですから、値引き交渉は、せいぜい全体の5%~8%程度でよしとしておきましょう。

値引き額が大きい業者はあやしい業者

業者の中には見積書の40%を超える大幅な値下げをする業者もいますが、間違いなく悪徳業者です。先の説明で、塗装業者はせいぜい見積書の10%程度しか値引きできないのです。ですからこの場合は、間違いなく最初の見積書の金額を大幅に高く見積もっているのです。

このような値引きは、工事を受注したいがために行う演技にすぎません。このような業者は、値引くために「上司の許可をもらいます」とあなたの目の前で、電話することもありますが、これも演技です。

このように、当初の見積もりから大幅な値下げなど、本来無理ですから、このような悪徳業者がいたら、すぐに帰ってもらいましょう。

安く工事するには一括見積サービス!

外壁塗装工事の依頼は、値引き交渉よりも、一括見積サービスを使って複数社から相見積もりを行うのが一番です。相見積もりを使えば各社の見積もりを比較することができるので、一番価格の安い業者に施工することができます。

外壁の現場を20年仕切っている。外壁塗装は詐欺が多い業界。詐欺を撲滅したい。匿名で業界の事情を暴露します。名前はペンネームです。