外壁塗装って必要性があるの?

「外壁塗装なんてしなくても、とくに問題ないんじゃないか!」と思われている人も多いでしょう。しかしそういった方は外壁塗装の必要性を外観にしかないと勘違いしています。

外壁塗装は建物の劣化を防ぐ役割が第一です。外観の美観を保つ役割は二の次、三の次なのです。建物が劣化すると、雨水が家の中に浸水しますし、雨漏りからシロアリがわくこともあります。そうなると家の寿命が短くなり、外壁の張り替えはもっとコストがかかります。

外壁塗装は塗料の種類にもよりますが、10年に一度の塗り替えが目安になります。本日は外壁塗装で親方を30年やっている筆者が外壁塗装の必要性について解説いたします。

なぜ外壁塗装が必要なのか?

普段住んでいるとあまり意識することがありませんが、外壁や屋根は紫外線や風雨など過酷な環境に常にされされています。屋根や外壁が劣化せずにいるのは、すべてその上の塗料の塗膜のおかげなのです。

しかし、この塗膜も時間とともに、ヒビがはいったり、剥がれたり劣化が進みます。ですから定期的に、古い塗膜を綺麗にはがした上で、新しい塗料を塗りなおす必要があるのです。

◆塗料が家を守ってくれている

environment

屋外での太陽や風雨に対する耐性を耐候性(たいこうせい)と言います。外壁や屋根には耐候性がありません。耐候性は、素地に塗料を塗って、塗膜をつくることで生まれるのです。

そして塗膜は時間とともに劣化しますから、一定の年数がたてば塗りなおす必要があるのです。塗り替えの目安は塗られている塗料によってことなりますが、だいたい10年に一度の塗り替えがベストです。

◆塗料の種類による耐久性の比較

種類 耐用年数 特徴
アクリル塗料 5~6年 塗りやすいが耐用年数もたない
ウレタン塗料 6~8年 ひと昔前の塗料
シリコン塗料 10~12年 現在主流の塗料。費用対効果良し
フッ素塗料 15~20年 高級塗料、大規模建物に使われる

現在、一般の戸建ての外壁塗装で使われている塗料のほとんどは「シリコン塗料」ですが、外壁塗装の塗り替えを考えている方の家の塗料は、ひと昔前によく使われていた「ウレタン塗料」も多くつかわれています。

ウレタン塗料やシリコン塗料の耐用年数から考えると、外壁塗装の塗り替えは10年に一度が基準になってきます。

10年過ぎて外壁塗装をしないとどうなるか?

耐久性の年数を超えたら、すぐに塗り替えをしなくてはいけないかと言えば、そうではありません。例えば同じ塗料を使ったとしても、日当たりの良い場所と、そうではない場所では、耐用年数は変わってきます。

しかし、以下のような症状が家に出始めてきます。

①外壁の変色や色が薄くなる

年数が経過すると、最初はピカピカだった外壁もツヤがなくなってきます。ツヤがなくなる程度では、まだ塗り替えは必要ありませんが、色がそのうちくすんできます。

②チョーキング(白い粉)

チョーキングとは、外壁を手で強く擦ると白い粉が手につくことです。塗料に含まれる顔料が粉になり、塗膜の表面に覆うので、下記写真のように手でこすると、白い粉が手につきます。

 

この現象は一部の塗料を除いて、ほぼすべての塗料の劣化で生じる現象なので、塗り替えの目安として使われます。

③カビや苔が発生する

塗膜に防水性が失われるために、カビや藻が発生しやすくなります。カビや藻は日当たりが悪く、デコボコした外壁にできやすいです。

④ヒビ割れが発生する

塗膜が固くなり、ひび割れが発生します。ひび割れが発生すると水が、壁内に侵入しますので、早めの塗り替えが必要になります。

⑤剥がれや膨れが発生する

塗膜に水が侵入して、塗膜に膨れが発生したり、塗膜の密着力が失われて、塗膜の剥がれが発生します。この段階になると塗り替えは急ぐべきです。

外壁塗装をしないと費用がかかる!?

外壁塗装を行わないと、塗り替えではなく、壁の張り替えになります。塗り替えの費用も高額ですが、張り替えはもっと高額です。

◆30㎡の戸建てで、外壁がサイディングの場合

  費用
塗り替え 60万円~120万円
張り替え 180万円~220万円

壁の劣化が激しいと、塗り替えでは対応できなくなり、サイディングボートの張り替えをしなくてはならず、その場合のコストは2倍~3倍ですから、外壁塗装を定期的行えばトータル費用をおさえて、家の寿命を延ばすことができるのです。

外壁塗装はキレイな美観を保つ

そして外壁塗装をすることで、美観が保たれることも大きな役割です。ずーと住んでいると

「そんなに汚れてないんじゃないか?」
「多少の汚れは気にしなくていい」

と思う方も多いのですが、やはり外壁がキレイだと、住んでていて気分も違います。

私の体験談なのですが、実家に帰る途中、実家の近くで、近所の人が立ち話をしてました。私がその家の息子と気づかず「〇〇さんの家はふるーいよね~」と言われていました。

言われてみると、実家のまわりは新築や立派な家が多く、私の実家は少し、みすぼらしく見えました。このように外壁の汚れが目立つと、近所の評判も気になりはじめます。

屋根の塗装は外壁以上に重要!

屋根は外壁より、太陽や風雨にさらされるため、同じ塗料を使えば、屋根の方が外壁より先に塗り替えのタイミングがやってきます。そして屋根の塗料が劣化すると、雨漏りなど深刻です。

しかし、だからといって、屋根と外壁の塗装を別々にやるとコストが無駄にかかります。その理由は足場です。外壁塗装において足場のコストは15%~20%を占めます。ですから屋根と外壁の塗装は同じタイミングで行うのがベストです。

そのためには、屋根で使う塗料は外壁よりもグレードが高い塗料を使うのがポイントです。よくある塗料の使い分けは下記のとおりです。

◆外壁塗装・・・シリコン塗料(耐用年数10年~12年)
◆屋根塗装・・・フッ素塗料(耐用年数15年~20年)

屋根には高級塗料のフッ素塗料を使えば、耐用年数は15年と言われていますが、環境が厳しい屋根ですから、実際の寿命はもっと早いです。このように外壁と屋根の耐用年数を計算して、屋根の塗料のグレードをあげて、同じタイミングで外壁塗装を行うのがベストです。

外壁塗装をできるだけ安く行うには

外壁塗装の必要性については理解してもらったと思います。あとは外壁塗装をいかに安くするかですが、外壁塗装は絶対の訪問営業や、チラシの業者に依頼してはいけません。なぜなら悪徳業者の可能性が高いからです。

悪徳業者はインターネットの出現で、少なくなっていますが、まだまだ多いので、インターネットのサービスの一括見積サービスを利用するのが、現在はもっとも安く、良心的な業者を探す方法ですよ。

外壁の現場を20年仕切っている。外壁塗装は詐欺が多い業界。詐欺を撲滅したい。匿名で業界の事情を暴露します。名前はペンネームです。