金属サイディングを考えている人必見!メリットや注意点を解説

外壁を金属サイディングにするか悩んでいませんか?

「金属サイディングなんて初めて聞いた!」という人も多いはず。

今回は、金属サイディングを採用するメリットや注意点をしっかりと解説。

金属サイディングで外壁を施工したときの費用の計算方法や工程日数もまとめているので参考にして下さい。

金属サイディングを詳しく知って、ベストな外壁を選びましょう!

1.金属サイディングとは

金属サイディングとは、金属板で作られた外壁材のことです。

中には断熱効果のある裏打ち材が入っています。

工場で生産されているので、仕上がりが均等にキレイになることが特徴です。

施工が早いため、建売の家で多く採用されている素材となります。

金属サイディングに使われる金属はガルバリウムかアルミニウム合金が主流です。

それぞれの特徴を確認しましょう。

(1)ガルバリウム鋼板製

金属サイディングといえば、ガルバリウム鋼板が大半を占めています。

アルミニウムと亜鉛合金めっき鋼板で、サビにくいという特徴があります。

また、比較的価格が安いので選ばれやすい傾向にあります。

(2)アルミニウム合金塗装板

ガルバリウム鋼板に続いて多いのが、アルミニウム合金塗装板です。

アルミニウムは軽量で、建物への負担が少ないことが特徴です。

また、加工しやすいので、取り扱う業者は多くいます。

2.金属サイディングのメリット

金属サイディングのメリットは大きく5つあります。

  1. 断熱性に優れている
  2. 耐震性に優れている
  3. 耐凍害性に優れている
  4. 施工がしやすい
  5. メンテナンス周期が長い
  6. 家がモダンなデザインになる

順番に見ていきましょう。

メリット1.断熱性に優れている

金属サイディングは断熱性に優れている素材です。

金属板には硬質プラスチックフォームが裏打ちされており、断熱性に大変優れています。

この硬質プラスチックフォームは、気泡の集合体で、その中に熱を閉じ込めてしまうのです。

そのため、家の中は外の気温に影響されにくく、室内を一定温度に保つ元が出来ます。

1年中、家の中は快適に過ごしやすいです。

メリット2.耐震性に優れている

金属サイディングは耐震性にも優れている素材です。

金属サイディングの重さは、窯業系サイディングの4分の1、モルタル外壁の10分の1の重さと非常に軽い素材です。

そのため、建物の柱やはり等の躯体にかかる負荷が少なく済み、地震による影響が受けにくくなります。

また、金属サイディングは地震が起きると柔軟に対応するという特徴もあります。

そのため、脱落にも強く、ひび割れの心配もいらないのです。

メリット3.耐凍害性に優れている

金属サイディングは、耐凍害性にも優れています。

凍害とは、外壁の劣化部分から水分が外壁材の内部に入り込んで、凍結して破裂することで壁が崩れてしまうことです。

そのため寒い地域では、金属サイディングを使用する家は多くなっています。

実際、金属サイディング出荷実績は、北海道と東北だけで38%を占めているのです。(『リフォーム作業新聞』より)

金属は内部に水が入らないからこそ、凍害が起こらないのですね。

メリット4.施工がしやすい

金属サイディングは施工がしやすい素材です。

軽量かつ加工性が良いことから、簡単な施工で済ませることが出来ます。

そのため、短期間でキレイな仕上がりが期待できるのです。

新築の場合も、修理の場合にもかかる日数が少なく済みます。

メリット5.メンテナンス周期が長い

金属サイディングは、メンテナンス周期が長いです。

一般的には、10年~15年周期でメンテナンスをするのが良いでしょう。

これほどメンテナンス周期が長い理由は、他のサイディングと比べて、水のしみ込みやひび割れなどの心配がないからです。

メンテナンス周期が長いので、維持費を安く済ませることが出来ます。

メリット6.家がモダンなデザインになる

金属サイディングを使った家は、モダンなデザインになります。

シンプルでスタイリッシュな印象を与えてくれます。

現代風のデザインにしたいと思っている人にはぴったりの素材です。

3.金属サイディングの注意点

続いて金属サイディングの注意点を確認していきます。

金属サイディングの注意点は以下の4つです。

  1. サビが発生しやすい
  2. キズがつきやすい
  3. デザインが限られている
  4. 費用がかかる

順番に確認していきましょう。

注意点1.サビが発生しやすい

元々、金属はサビが発生しやすい素材なので、金属サイディングも例外なく発生しやすいのです。

サビを防ぐために、上から塗装をしますが年数が経つと塗装が劣化して剥げてしまいます。

塗装が剥げてしまうとサイディングがむき出しになってしまって、サビが発生してしまうのです。

そのため、10~15年ほど経つと塗装の劣化によってサビが出てきてしまいます。

特に、酸性雨や梅雨・雨の多い地域では、サビが出てきてしまうこともあるのです。

金属サイディングの中でも、ガルバリウム鋼板やアルミは比較的サビに強い素材です。

サビによる補修をできるだけ防ぎたい人は、ガルバリウム鋼板鋼板かアルミを選ぶようにしましょう。

注意点2.キズがつきやすい

金属サイディングはキズがつきやすい素材です。

もともと金属はキズがつきやすく、金属サイディングも例外ではありません。

少し何かをぶつけるだけで、キズがついてしまう恐れがあります。

キズがつくと塗装の劣化に繋がり、メンテナンスの時期を早める必要が出てきます。

注意点3.デザインが限られている

金属サイディングは、既存のデザインの中からしか選ぶことが出来ません。

工場で量産されているため、自由なデザインを外壁に施すことが出来ないのです。

しかし、さまざまなデザインの金属サイディングはが作られています。

「自分でデザインしないと満足できない」という人でない限り、自分の求める金属サイディングを見つけることができるはずです。

注意点4.費用がかかる

金属サイディングは、他のサイディングと比べて高い素材です。

新築では、窯業サイディングと比較すると1.5~2倍になります。

具体的な費用については、次の章で確認しましょう。

4.金属サイディング施工にかかる費用

「金属サイディングは高い」とお伝えしましたが、一体どれくらいかかるのか気になりますよね。

金属サイディング施工にかかる費用は、

  1. 金属サイディング自体の金額
  2. シーリング工事代
  3. 施工代・人件費

の3つに分けて考えることが出来ます。

200平方メートルの家の場合、費用の内訳は以下のようになります。

サイディング自体の金額 140万円
シーリング工事代 10万円
施工代・人件費 64万円
総額 214万円

家の大きさを加味したときの相場の計算方法を説明するので、計算してみましょう。しかし、施工にかかる費用は家の大きさ(外壁面積)によって大きく異なります。

どのような内訳なのか、計算をしていきましょう。

(1)金属サイディング自体の金額

金属サイディングの相場は、1平方メートルあたり5,000円です。

なかなか外壁面積がどれくらいの大きさになるのか分からない人もいると思います。

そんな人は、のべ床面積から係数を掛けて、おおよその外壁面積を割り出しましょう。

外壁面積=のべ床面積×1.1~1.4

係数が1.1~1.4となっているのは、窓やドアなど不要な部分が家によって異なるからです。

例えば、のべ床面積が200平方メートルだった場合の計算式は以下の通りとなります。

200平方メートル×1.1~1.4=220~280平方メートル

外壁面積が割り出せたら、さらに相場単価5,000円を掛けます。

220~280平方メートル×5,000円=110万円~140万円

このように、家の大きさによって相場が変わります。

一度、計算してみましょう。

(2)シーリング工事代

後に説明しますが、サイディングの仕上げにシーリングの工事がなされます。

シーリング工事の相場は、10万円前後です。

この部分は窯業サイディングでも木材サイディングでも相場は変わりません。

(3)施工代・人件費

施工代と人件費は、総額の30%程度と言われています。

この部分は窯業サイディングでも木材サイディングでも変わらない割合となります。

(4)総額はいくら?

200平方メートルの外壁面積の時の総額を計算すると以下のようになります。

金属サイディング自体の金額 140万円 合わせて70%
シーリング工事代 10万円
施工代・人件費 全体の30% 30%
総額 100%

※ここでは計算しやすいように、金属サイディング自体の金額を140万円で計算しています。

金属サイディング自体の金額+シーリング工事代=150万円が、総額の70%に当たります。

そのため、総額は150万円÷70%=約214万円 となります。

(5)窯業サイディングとの費用比較

金属サイディングと窯業サイディングと費用を比較してみましょう。

窯業サイディングの1平方メートルあたり3,000円です。

同じ200平方メートルの家の場合で計算すると、以下のようになります。

  金属サイディング 窯業サイディング
サイディング自体の金額 140万円 84万円
シーリング工事代 10万円 10万円
施工代・人件費 64万円 40万円
総額 214万円 134万円

※千円以下は切り捨て

このように80万円の差が出てきます。

価格で比較すると金属サイディングの方が高い費用がかかりますが、メリットなどを見て総合的に判断をしましょう。

5.金属サイディングをしたときにかかる日数

金属サイディングの工事をするためには、新築で10日~20日ほどかかります。

しかし、雨の日は工事が出来ません。

そうなると工程が進まないので、大幅に日程が必要となるので注意が必要です。

新築での金属サイディング工事は以下の4つの工程に分けて行われます。

  1. 透湿防水シートの施工(1~2日)
  2. 間柱施工(2~3日)
  3. サイディングの張り付け(6~10日)
  4. シーリング工事(1~3日)

それぞれどのようなことが行われるのか確認しましょう。

工程1.透湿防水シートの施工(1~2日)

まずは、透湿防水シートで家全体を覆っていきます。

透湿防水シートとは、水は通さないけど湿気や水蒸気を通すシートのことです。

サッシまわりは、防水シートでしっかりと止めていきます。

工程2.間柱施工(2~3日)

透湿防水シートの上から、柱と間柱に通気空間を作ります。

そのために、一定間隔で柱と間間柱に通気金物を打っていきます。

工程3.サイディングの張り付け(6~10日)

事前にサイズを合わせた金属サイディングを張り付けていきます。

左から右、下から上と、一定方向にしっかり固定します。

工程4.シーリング工事(1~3日)

仕上げにシーリング工事を行います。

シーリングとは、水密性や気密性を高めるために、隙間に合成樹脂や合成ゴム製のペーストを充填することです。

つまり、シーリング工事とは、サイディングとサイディングのつなぎ目に、シーリング材を埋めていきます。

この作業をすることで、雨漏りを防ぎ防水性を高めたり、伸縮性を高めて地震に強い耐震性のある建物にしていくのです。

6.こんな人は金属サイディングがおすすめ

ここまでメリットや注意点、費用などを説明してきました。

「じゃあどんな人が金属サイディングを選べばいいの?」と分からなくなった人もいるかもしれません。

金属サイディングがおすすめなのは以下のような人です。

  • シャープでモダンなデザインの家を建てたい
  • 今後、家のメンテナンスに時間やお金を掛けたくない
  • 寒い地域に住んでいて凍害を心配している

当てはまる人は、ぜひ金属サイディングの外壁の家を建てましょう。

逆に、金属サイディングがおすすめ出来ないのは以下のような人です。

  • あたたかみのある家を建てたい
  • 海の近くに家を建てたい
  • 雨期の長い地域に家を建てたい

金属サイディングは、塩や酸性雨によってサビてしまいます。

そのような地域に住む人や金属特有のスタイリッシュな印象を持つ家を好まない人にはおすすめ出来ません。

窯業サイディングや木材サイディング、モルタルなどを見てみましょう。

7.失敗しない施工会社の選び方

最後に失敗しない工事会社の選び方をお伝えします。

お金を無駄にしたり、後悔をしないためにもしっかりと信頼できる業者にお願いすることが大切です。

そこで、失敗しない施工会社の選び方を確認しておきましょう。

選び方1.知識や経験のある業者を選ぼう

しっかりとプロの知識や経験がある業者を選びましょう。

具体的には、こちらから事前に質問をたくさんするべきです。

  • 「どのような工程で進めますか?」
  • 「どのような材料を使いますか?」
  • 「その材料は何故うちの家に向いてるのですか?」

など、さまざまな質問をして、納得のいく答えがもらえるかを見極めて下さい。

もし、あいまいな答えだったり、提案がないようでしたらその業者はやめておくべきです。

「信頼できて頼れる!」と思える業者を選びましょう。

選び方2.「自社独自開発」と言う業者はやめよう

独自開発をした塗料を使っているという業者には注意が必要です。

特に「一度塗ると30年持ちますよ!」等と、15年以上持つと言い張る業者は嘘をついています。

現在はそういった塗料の開発はされていません。

独自開発と言っている塗料も、ラベルを張り替えているだけの可能性が高いです。

選び方3.複数の見積書を出してもらおう

いろんな塗装方法で見積書を出してもらいましょう。

嫌がる業者は、「売らないといけない商品」を売りつけている可能性があります。

「費用の比較をしたいので、3パターン見積書を出してください」と言うと良いです。

その中から、あなたの家にとって一番いい方法で施工をお願いするようにしましょう。

選び方4.工程の写真を送ってもらう約束をしよう

工程ごとに写真を送ってもらう約束をしましょう。

写真を送ってもらうことは、「作業をちゃんとしましたよ」という証拠です。

この約束を嫌がる業者は、手抜きをする可能性があります。

「工程の進捗を写真で送ってほしいです」と伝え、快く了承してくれる業者を選びましょう。

まとめ

シャープでモダンなイメージを持たせてくれる金属サイディングですが、メリットや注意点を確認して自分の家にふさわしいかを見極めましょう。

一生の買い物ですから、後悔のないように選んで下さいね。

外壁の現場を20年仕切っている。外壁塗装は詐欺が多い業界。詐欺を撲滅したい。匿名で業界の事情を暴露します。名前はペンネームです。