外壁塗装の全工程を写真付きで解説

初めての外壁塗装は何かと心配だと思います、業者まかせにしてもいいのですが、事前に自分で塗装の工程を把握しておいたほうが、工事を確認しやすいですよね。

また工程を知っておいた方が「何のためにこの作業が必要なのか?」あるいは「施工期間が適正か?」「今はどんな作業をしているのか?」を把握でき、手抜き工事をさせないためにも有効です。

本日は外壁塗装の親方を30年やっている私が、外壁塗装の工程について詳しく解説します。

外壁塗装の工程

外壁塗装の工程は以下の通りです。

◆外壁塗装の工程

%e5%b7%a5%e7%a8%8b

それでは最初の工程から一つずつ解説してまいります。

①足場の設置(1日目)

足場

足場の設置には1日かかります。また費用の20%近くを占める工程でもあります。なぜなら足場は、通常レンタルの事が多く、しかも足場は塗装業者ではなく、足場業者が設置するケースが多いです。そのため足場の設置には費用がかさむのです。

また雨などでスケジュールがずれると足場代もそれだけかかりますから、塗装業者は工期が伸びるのを嫌がります。

この工程は、雨でも施工可能です。

②外壁の洗浄(2日目)

高圧洗浄機のイメージ

高圧洗浄機を使って、外壁をキレイに洗浄します。この工程は外壁の剥がれそうな旧塗膜や、汚れをキレイに落とすためです。

この工程で使う水道代は、施主持ちになりますが、2000円程度がいつもの水道代に追加されるイメージです。高圧洗浄機はタンクに水を貯めてから使います。

雨でも施工可能です。

③養生(3日目)

養生

養生とは、塗装しな部分をテープやシートで保護することです。例えば窓や、庭の木など塗料が付着しないように保護します。前工程の高圧洗浄をしっかり乾かしてからでないと、養生のテープが剥がれてしまいます。

④下地処理・ケレン(3日目~4日目)

%e5%89%a5%e9%9b%a2%e4%b8%ad

この工程は外壁塗装で最も重要な工程です。なぜならこの工程で旧塗膜をキレイに削り落とし、次工程の塗料の塗料が密着しないからです。

この工程はサンダーと言われる電動器具を使うこともありますし、ケレン棒という上記写真のような棒で塗料をキレイに取り除くこともあります。

⑤下塗り(5日目)

外壁塗装下塗り

塗料は通常3回塗ります。最初の塗りを下塗り、そして次が中塗り、上塗りといいます。

塗料は下塗り用の塗料と中塗り・上塗り用の塗料の2つに分かれます。下塗り用の塗料はプライマー、フィラー、シーラーと呼ばれる専用の塗料を使います。下塗り用の塗料には、いくつか種類があります。 → 外壁の下塗り塗料プライマー、シーラー、フィラーの違いは?

下塗り塗料の色は、「ホワイト」「グレー」「ブラック」が多く、この色が外壁の色にはなりません。ただし次工程以降の上塗りの色の影響を与えることがあるので、上塗りの色が何かによって、下塗りの色を使い分けることもありますが、上塗りがイエローやレッド系でなければ、ほとんど意識しなくて良いです。

塗装作業なので、雨だと塗装ができないため延期することになります。

⑥中塗り(6日目)

中塗り

下塗りが終わり、1日かけて乾燥したら、中塗りを行います。塗装はキレイにムラなく仕上げるために、中塗りと上塗りで2回かけて行います。中塗りと上塗りは同じ塗料を使います。

ここで注意点があります。悪徳業者には「中塗り」を省略して「上塗り」のみする業者がいます。ズルをすることで、塗料代を浮かし、日程を早め経費を削減できて、売り上げの中の、自分たちの利益が増えるからです。

ですから、この工程は2日間あるものとしっかり認識することが大切です。まれに「私たちは悪徳業者ではありません!」というアピールのために、中塗りと上塗りの色を変える業者もいるくらいです。それくらいこの業界には、中塗りを抜かす悪い業者が多いのです。

この工程も雨だと延期になります。

⑦上塗り(7日目)

上塗り

すでに中塗りで、一通り塗られてますが、同じ塗料で「上塗り」を行います。業者によってはこれを「二回塗り」という言い方をします。中塗り後、一日しっかり乾燥させてから上塗りを行います。

写真を見てもわかるとおり、実は中塗りだけでも、上塗り後でも色による違いは殆どわかりません。塗料は重ねて塗る意味は塗料がもっている機能や耐久性が高めるためです。2回塗ることでムラがなくなりまんべんなく壁に塗料を行きわたせることができます。

雨だと延期になります。

この工程で外壁塗装は終了します。

⑧足場の撤去(8日目)

そして最後に足場の撤去を行います。足場の撤去には1日かかります。なお足場の設置には、金づちの音などが、結構響くので、塗装作業でも足場の設置と撤去には騒音が響くので、近所への事前挨拶は欠かさないようにしましょう。

また足場が撤去される前に施主には重要な注意点があります。それは、足場を撤去された後に「あそこの部分、もっと塗って欲しい」というリクエストは、高所の場合対応してくれないでしょう。なぜなら足場がないからです。

そして足場の設置には費用と時間がかかるので業者は嫌がります。ですから足場が撤去される前に、塗りの確認をしっかり施主がする必要があります。

塗料の種類は重要!耐久性や機能が異なる

塗料の違いは色の違いだけではありません。塗料には様々な機能があります。

◆塗料の機能

✔断熱性・遮熱性
✔防水性
✔セルフクリーニング機能
✔防音性
✔耐久性
✔耐候性(天候に対する強さ)

この他にも様々な機能があります。そしてこれらの機能は全て備えている塗料もあれば、一部だけを持っている塗料があり、その違いは塗料の価格に現れます。

例えば、夏季は最も使われる塗料3種類による、価格表ですが塗料によってこれだけ値段が変わってきます。

◆塗料毎の工事価格※30㎡の一戸建ての場合

30㎡の外壁

安いウレタン塗料と高級塗料のフッ素塗料では、50万円近く値段がかわってきます。ただし1年あたりのコストに直すと、8年程度で塗り替えが必要なウレタン塗料に対して、フッ素塗料は15年持つといわれていますから、費用対効果は高いです。

ですから塗装を考えている方は、どの塗料を使うかということが重要ですが、もし考えがなければ、シリコン塗料で問題ありません。なぜならシリコン塗料は弱点のない塗料で、しかも価格も安い、コストパフォーマンスが最も高い塗料と言われているからです。

塗料の種類についてはこの記事でまとめてありますので、一度目を通すだけ、塗料の全体感が把握できます。 → 【全種類】塗料の種類の選び方と注意点|外壁塗装

外壁塗装で重要なことは業者選び

外壁塗装の工程を説明しましたので、いよいよ業者選びになります。外壁塗装の業者は、残念ですが、悪徳業者も多いのです。ですからちゃんとした業者を選ぶには、一括見積りサービスを使うのが当たり前になってきております。

一括見積サービスとは、業者とは別のインターネットの会社に入力すると、地域の業者を複数紹介してくれるサービスなので、2社~3社に見積をとらせて、その中から価格や業者の話を聞いて、相見積もりをとりましょう。

また工事を断りたいときも一括見積りサービスなら、あなたの代わりに業者に断ってくれるので、無料ですし頼まない理由がありませんよ。

外壁の現場を20年仕切っている。外壁塗装は詐欺が多い業界。詐欺を撲滅したい。匿名で業界の事情を暴露します。名前はペンネームです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です