外壁塗装でムラが出来てしまったら?

戸建てだと、外壁塗装は一回あたり50万円~120万円もする高額な工事です。そんな高額な工事を業者に依頼したのに、外壁塗装に「ムラ」が発生したら、なんとも気分の悪い話です。

しかし、悲観する前にまずは「ムラ」がどの程度のものか確認するために、すぐに施工業者に相談しましょう。なるべく足場が撤去される前に相談すると、ムラの塗り直しに応じてくれる可能性が高まるからです。

本日は外壁塗装の親方を30年やっている筆者が色ムラについて詳しく解説いたします。

まずはムラがあるか早く確認する

まずはムラを発見したら、すぐに施工業者に相談します。そして色ムラや塗装されていない箇所などがあきらかであれば、業者は応じる必要があります。

そのためにも、塗り直しがすぐに可能な足場があるうちに、ムラがないかを確認しますなぜなら業者も足場があれば、塗り直しに応じてくれる可能性が高まるからです。

外壁塗装のムラのレベルを確認する

まず、ムラのレベルは大きく3つに分けることが可能です。レベル①であれば、対応しなくても特に問題はありません。まずは自分の家に起きたムラがレベル①~③のどこにあてはまるかを確認しましょう。

レベル①光や太陽の角度でわずかに見えるムラ

光の加減でよく見ると、浮き出るように見えるムラのことです。このムラは、おそらくローラーや刷毛のムラです。

腕がいい業者だと、均一にムラが出ないように塗りますが、あまり腕がよくない職人が施工を行うとローラーや刷毛のムレが発生してしまいます。

本来、均一に塗らないといけないのですが、下地の素材の塗料の吸い込みが強い素材だったりすると、色ムラが発生しやすいのです。

しかし、この程度のムラであれば、あまり神経質にならなくても塗料の機能は発揮され、耐久性において問題がありません。心配ならば施工した業者に問い合わせてみましょう。

レベル②誰が見てもわかる程度の色ムラ

塗装して2~3年後にあきらかな色むらが発生することがあります。その原因は、塗装の手抜き工事にあります。

通常、外壁塗装は3日間にわけて3回の工程に分けて塗装します。これを業界では3回塗りといいます。

しかし2回しか塗らなかったり、あるいは3日間かけて塗らなくてはいけないところを、二日間で工事を終わらすため、2回目に塗った塗料が乾く前に3回目の塗料を塗ってしまうために、数年後に色むらが発生するのです。

外壁塗装で安価で一般的なシリコン塗料でも、今は10年も持ちますから、2~3年で色むらが発生した場合は、施工業者に問い合わせてみましょう。ちゃんとした企業なら、塗り直しに応じてくれる可能性もあります。

レベル③防水機能や、耐久性に影響がでるようなムラ

このレベルは、ローラーによる塗装より、吹き付けタイプの塗装でよく発生します。吹き付けの場合、慣れていない職人が行うと、塗装されていない箇所が発生しやすいので、塗装されていない箇所が発生するのです。

外壁面が平面である場合は、このような事は起きにくいのですが、モルタル壁で、壁面がデコボコの場合は、気づかないケースがあります。この状態を放っておくと、塗装されてない箇所から、水が侵入して、膨れが発生する原因になります。

こういったムラも施工直後に気づけばベストですが、壁面がデコボコな場合は、なかなか気づきません。これもレベル②と同様に、施工業者に問い合わせましょう。

外壁塗装は3回塗りが基本!
外壁塗装や屋根の塗装は3回塗りが基本です。「下塗り」「中塗り」「上塗り」と言われます。「下塗り」は素地と塗料を密着させるためにあり、「中塗り・上塗り」は塗料の機能である防水性や耐久性を発揮するためにあります。「中塗り」と「上塗り」は同じ塗料が使われます。

下塗り塗料にもムラがあってはいけない!

下塗りは、一番最初に塗られる塗料ですが、下塗りの役目は下地と塗料の間の塗料。つまり塗料を密着させる役目があるのですから、下地にムラがあってもいけません。

ムラがあると、下塗りが弱い場所の塗装は、3年~5年で剥がれることもあるからです。

下塗りのムラを確かめるには、施工中に「クリーム色や白色の塗料」が下塗りの塗料ですから、施工を依頼した塗料の色になる前に「下塗りがまんべくなく塗られているのか?」業者に確認してみましょう。

しかし、素人が下塗りの確認すべき方法は実はあまりありませんが、声をかけることで、業者も「このお客さんは細かそうだ、しっかりやらないとクレームになる!」と気合が入ります。

外壁塗装のムラができる原因とは?

外壁塗装のムラができるほとんどの原因は、職人の手抜きや腕の悪さが原因になります。ムラができる工程は、いろんなところにあります。

◆下塗り塗料を間違えた

サイディングボートは比較的最近の外壁であるため、昔の職人でサイディングボートに詳しくない職人が担当すると、適切ではない下塗り塗料を選択したために、色むらが出来てしまいます。

◆下地調整(ケレン)が完全ではなかった

塗装する前に、必ず旧塗膜を取り除いたうえで、塗装を行います。高圧洗浄機や、ケレン棒という道具を使って、旧塗膜を落とします。旧塗膜がなかなかとれない場合は、剥離剤を用いて塗料をはがします。旧塗膜が部分的に残っているとムラができます。

◆塗料の使い方が適切ではなかった

塗料によって、混ぜ方(外壁の塗料は混ぜて使うもの油性塗料がよく使われます)、乾燥時間、塗り方などが決められていますが、使い方が適切ではないためムラが発生します。

◆ガイナや無機塗料など、高機能だが、塗りが難しい塗料の経験がなかった

金額が高い、ガイナや無機塗料などは、機能や耐久性が優れていいますが、塗りが難しいという欠点があります。ですから業者が実績のない塗料を使うとムラが発生してしまうことがありあます。ですから使いたい高機能塗料がある場合は、その業者に実績があるかどうかは重要になります。

外壁塗装でムラが発生したらどうするか?

外壁塗装にムラを確認したら、業者に問い合わせることになるのですが、なかなかカンタンにはいきません。業者は当然ムラを認めたくないでしょうし、塗り直しをするとなればコストがかかるからです。

もし塗装した外壁にムラを発見した場合は、足場があるうちに業者と交渉するといいでしょう。足場の設置には大変なコストと労力がかかっていますから、足場がまだあるうちは、業者も塗り直しをおこなってくれる可能性が高いからです。

足場を撤去した後からでは、足場代を請求されることがあるからです。しかし塗り直しに応じてくれるだけ、いいケースといえるでしょう。おそらくほとんどの業者が塗り直しに応じてくれないはずです。

塗り直しをする場合は、一括査定サービスの相談員に相談する

ここまで、説明したとおり、ムラの原因は業者の実力によるところが、ほとんどです。ですから業者選びが、外壁塗装で一番大切なのはご理解していただけたと思います。

ムラができて、業者との話し合いがうまく行かない場合は、他の業者に塗り直しを依頼することになります。こういったケースは、一度中立の立場の「一括見積サービス」の相談員に連絡してみるといいでしょう。

前回の業者についてや、塗り直しについて親身になって相談に乗ってくれます。

外壁の現場を20年仕切っている。外壁塗装は詐欺が多い業界。詐欺を撲滅したい。匿名で業界の事情を暴露します。名前はペンネームです。

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