水性のフッ素樹脂塗料のメリットを解説

外壁塗装でフッ素樹脂塗料は、高耐久で、汚れに極めて強い分、高価格の塗料になります。従来のフッ素塗料といえば、油性(溶剤)しかありませんでした。

しかしフッ素塗料も開発がすすみ、水性塗料が開発されました。では水性のフッ素塗料には、油性のフッ素塗料と比べて、臭いが少なく、環境に優しい塗料であるにも関わらず、フッ素塗料の高耐久性、耐候性、耐汚性をもった優れた塗料です。

一方で水性でありながら2液型という、職人になじみがない面も持ち合わせています。本日は、水性のフッ素塗料について外壁塗装で親方を30年やっている筆者が詳しく解説いたします。

フッ素樹脂塗料とは?

外壁塗装や屋根塗装で使われる塗料は多くのメーカーから多くの種類の塗料がでていますが、代表的な塗料は、下記のとおりです。

①ウレタン樹脂塗料 <-- 安い塗料
②シリコン樹脂塗料 <-- 標準的な塗料
③フッ素樹脂塗料  <-- 耐久性に優れた、高い塗料

ご覧のとおりフッ素塗料は優れた耐久性と、汚れに極めて強い耐汚性を備えており、1度塗れば15年は塗り替えが必要のない塗料と言われています。ここでフッ素塗料についてメリットを取り上げます。

◆フッ素塗料のメリット

メリット① 15年を超える耐久性
メリット② 汚れに強い
メリット③ 紫外線や風雨に強い

外壁塗装や屋根塗装に絶対必要な機能「耐久性」「耐汚性」「耐候性」という3要素に関して高い機能があるのがフッ素塗料の特徴です。しかしフッ素塗料にはデメリットも存在します。

◆フッ素塗料のデメリット

デメリット① 価格が高い
デメリット② 経験がないと塗りずらい
デメリット③ よく使われる油性のフッ素塗料は臭いがキツイ

外壁塗装ではどの塗料でも油性(2液型)の塗料が使われます。なぜなら水性よりも油性の方が機能が高いからです。しかし水性が使われる場合もあります。水性は油性より、塗料の密着性や耐久性で劣りますが、環境によく、臭いが少ないメリットがあるからです。

水性のフッ素樹脂塗料のメリット

油性のフッ素塗料と比べると、水性のフッ素塗料にはメリットがあります。

メリット①油性(溶剤)のフッ素塗料よりも安い

フッ素塗料の最大のデメリットは価格が高いことですが、水性のフッ素塗料を使えば価格をおさえることができます。

◆フッ素の水性と油性の塗装価格

・水性のフッ素塗料 ・・・ 2,600円(1㎡あたり)
・油性のフッ素塗料 ・・・ 3,000円以上(1㎡あたり)

単価の基準ですが、標準的な塗料である、シリコン塗料の1㎡あたりの価格が1,800円~2,200円ですから、3,000円以上するフッ素塗料はシリコン塗料の1.5倍の単価ですから、かなり高いことがわかります。

しかし、水性のフッ素塗料を使えば価格をおさえることができるのです。

メリット②水性だから臭いが少ない。環境に優しい

従来の油性のフッ素塗料は硬化剤を混ぜて使うので、臭いがキツイというデメリットがあります。これは施主としては、近所への迷惑が気になりますから、大きなポイントです。しかしフッ素塗料で水性であれば、高級塗料のフッ素の「耐久性」で「臭い」が少ないという最大のメリットがあります。

しかも、水性なので環境に優しいです。なぜなら油性塗料には「VOC(揮発性有機化合物)」というホルムアルデヒドという、シックハウス症候群の原因となる物質が入っていますが、水性塗料はVOCが油性に比べ圧倒的に少ないからです。

つまり、近所への臭いの迷惑や、シックハウス症候群を気にされる方に、水性のフッ素塗料はおススメです。

メリット③水性塗料なのに高い耐久性、耐候性、耐汚性

水性塗料の弱点は、環境に優しいメリットがあるかわりに、塗料としての機能が落ちることですが、ベースがフッ素樹脂の塗料のため油性のシリコン塗料を上回る、高い機能を持っています。

ですから、耐久性の高い塗料を使いたいのですが、

「近所への臭いの迷惑」や「シックハウス症候群」

が気になる方には、水性のフッ素塗料は最適な塗料なのです。

水性のフッ素塗料はエスケー化研の「水性セラタイトF」

水性のフッ素塗料は大手塗料メーカーのエスケー化研から販売されている「水性セラタイトF」がおすすめです。

serataito

しかし、万能な水性セラタイトFにも気をつける点はあります。それは水性塗料では珍しい2液型なのです。ですから通常の水性塗料は、1液型で塗料を混ぜる必要がないため、職人の腕が悪くても塗りやすいメリットがあるのですが、水性セラタイトFはそうもいきません。

水性セラタイトFは混ぜる際も希釈率が決められており、これを用法を守らなくてはなりません。つまり水性セラタイトFを使う場合は、その業者に水性セラタイトFを使った施工実績があるかどうかが重要になります。

水性のフッ素塗料のまとめ

水性のフッ素塗料は、高耐久のフッ素を使いたい方で、臭いやシックハウス症候群が気になる方におすすめで、値段も溶剤のフッ素塗料とシリコン塗料の間の価格帯ですから、非常におすすめです。

気をつける点は、エスケー化研の水性セラタイトFだと、水性なのに2液型という点です。ですから業者には、使う塗料の施工実績があるかどうかを確認することが重要です。

業者を選ぶときは、一括見積サービスを使って入力すると、業者ではなく中立のインターネットサービス会社から連絡が来るので「水性のフッ素塗料を使いたい」と伝えましょう。

外壁の現場を20年仕切っている。外壁塗装は詐欺が多い業界。詐欺を撲滅したい。匿名で業界の事情を暴露します。名前はペンネームです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です